3150FIGHTが度重なる直前の興行延期、試合中止といったトラブルに直面しています。
なぜこうも立て続けに3150FIGHTでトラブルが発生しているのか??
その原因を探る上で本記事にてこれまでに3150FIGHTが直面したトラブルの数々を振り返ってみます。
始まりはコロナ禍の無観客 3150ファイトvol.0
そもそも3150FIGHTはその船出から苦難の連続でした。
亀田史郎氏の3150ファイトクラブがきっかけて誕生した3150ファイト。
オープニング興行は2021年5月22日(土) の3150ファイト vol.0。
当初は5月5日にエディオンアリーナで有観客で行う予定だったこの興行は、
コロナ禍の緊急事態宣言発令により5月22日にスライドされ、
更に有観客から無観客に変更。
試合もセミで出場予定だった当時世界ランカーの大沢宏晋選手の対戦相手は計量失敗で中止。
メインの亀田和毅選手も拳を痛めダウンを喫する厳しい試合となりました。
無観客となったこの興行はー700万以上の赤字を出す厳しい船出に。
「3150FIGHTは何かが起こる」はこの時から始まっていました。
緊急事態宣言による延期に振り回された3150ファイトvol.1
3150FIGHT2度目の興行は2021年12月16日(木)の3150ファイトvol.1。
この興行も当初は9月開催でしたがコロナ禍に振り回されて12月に延期。
新たなファン獲得のためにゆたぼん君やTKOの木下さんVSプロレスラーの丸藤選手のエキシビジョン、
そして但馬ミツロ選手VS西島洋介氏のエキシビジョンも組み込まれた興行でした。
力石選手もこの頃からの参戦組です。
ゆたぼん君はこの挑戦がきっかけでボクシングに目覚めて今も頑張っています。
エンタメファイトに関してはこの時も賛否ありました。

バズるも物議を醸した皇治VSヒロキングのエキシビジョン問題3150FIGHT vol.3
3150FIGHTにとってターニングポイントとなったのは2022年8月14日(日)の3150FIGHT vol.3。
この興行は5,000人の観客を集め、アンダーカードでもパンチ山下と福永宇宙の試合が盛り上がりました。

興行が盛り上がった最大の要因は格闘家皇治選手のエキシビジョン参戦。
このエキシビジョンはJBCが1度OKを出したものの日本プロボクシング協会が待ったをかける展開となり、大きな問題となってしまいました。
肝心のエキシビジョンでも興奮したヒロキングが頭突きをするという空気を読み違えたアクションを起こしてしまいます。
試合前の挑発はこういうエキシビジョンにおいては必要要素ですが、本番で反則はNG。
ブレイキングダウンに出ている方々だってその点は理解しているでしょう。
何より「亀田」の名前に付随する負のイメージを払拭していく過程において、KWORLD3ジムに所属する選手が反則行為をやってしまうのは最もアウトなこと。
ヒロキングに関してはこの空気を読み違える部分が結果的にその後の逮捕騒動にも繋がっているように感じます。
3150FIGHT vol.6はメインの世界戦が中止に
2023年8月11日(金)に開催された3150FIGHT vol.6はメインの重岡銀次郎選手の試合が怪我により延期。
「世界を殴りに行こうか!!」
のキャッチフレーズで世界戦のない寂しい興行に。
この興行は中川麦茶選手が孤軍奮闘で何とか形にしてくれました。
(トラブルではないが)3150FIGHT vol.7で亀田和毅選手が敗北、集客も苦戦
3150FIGHT vol.3以降は力石選手、但馬ミツロ選手、奈良井選手らが興行を盛り上げ、重岡兄弟が同時世界チャンピオンになって勢いに取っているかに見える時期が続きました。
が、そんな中でも気になっていたのは関東で開催された3150FIGHTの集客問題。

盛り上がっている割に会場にお客さんそんなに入っていないぞ??
ABEMAの視聴数も結局ボクシングというコンテンツではそんなに稼げていないのではないか??
集客面での苦戦を強く感じたのは亀田和毅選手VSドラミニ選手がメインとなった2023年10月7日の3150FIGHT vol.7。
個人的には花田颯選手からチケットを購入し、とても楽しんだ興行でしたが、会場はかなりの空席が目立っていました。

この興行でABEMAの視聴数を稼いだと言われる亀田和毅選手ですが、会場はその逆でメインの亀田和毅選手前にゾロゾロとお客が帰ってしまう事態に陥っていました。

興行自体が長すぎたし、東京開催で重岡兄弟目当てのお客も多かったという要因は大きいですが、それにしても寂しい風景ではありました。

派手な演出でのABEMAの無料配信をこのまま続けていけるのかどうか??
自分の中で3150FIGHTの先行きが非常に気になった興行でした。
演出は派手で面白いけど待ち時間も長く、3150FIGHTの会場観戦はメリット・デメリット双方あります。
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重岡兄弟のファイトマネー未払い問題による風評被害が発生
興行とは別のところでも3150FIGHT vol.7の後に重岡兄弟にファイトマネーが支払われないという事態が発生。
問題は渡辺ジム側が請求書を出していなかったことが原因でしたが、ここでSNS上では3150FIGHTに対する猛烈な批判が集中。
亀田の名前に対する負のイメージの根強さを感じました。
(僕は憶測、先入観で騒ぐタイプの方はちょっと苦手、、すんません、、)
問題の根本はワタナベジム側にあった、というオチでしたがそれでも亀田の名前に否定的な層からは「渡辺会長が亀田側のミスを被ったんじゃないか」という声すら出ていました。

亀田叩きは40代50代のおじさん世代にとってはある種の青春の名残なのかも、、
>>【ボクシング】重岡優大、前戦のファイトマネー支払い遅れについて3150FIGHTとワタナベジムに苦言「ちゃんと仕事をしてほしい」
幻となった3150FIGHT SURVAIVAL vol.9
2023年11月11日(土)に開催予定だった3150FIGHT SURVAIVAL vol.9で致命的な事件が勃発します。
メインを予定していた力石選手の対戦相手が移動途中にパスポートを盗まれて来日出来ず。
スポンサー等の関係もあったのでしょうが、試合の3日前に興行全体が突如中止されるという異常事態にと発展します。
通常の興行であればメインが無くなったとしても興行自体が無くなることはないでしょう。
が、3150FIGHTは多くのスポンサーがあって成り立つ派手な興行。
そうなってくるとスポンサー的にはメインが無くなった広報メリットの弱い興行では事前の話と違う、という問題が生じてしまう。
ABEMAとスポンサーがあってこそ実現出来るの3150FIGHTの派手な演出と豪華カード
この構造は3150FIGHTにとっては諸刃の剣でもあると言えます。
ヒロキングが格闘技イベント「OSAKA KINGDOM」の恐喝騒動で逮捕
3150FIGHTの雲行きが一気に怪しくなってきた中、2024年3月にヒロキングが逮捕される事態が勃発。
以前から関わっていた格闘イベント「OSAKA KINGDOM」の中で起こった騒動で、不起訴となるのかもしれませんがイメージ悪化は避けられない。
- ブレイキングダウンの二番煎じのようなイベント内での騒動で逮捕された。
- プロボクシングライセンス所持者は他のスポーツイベント関わっていたことの是非。
この2点の責任が今後問われていくことになるでしょうが、ヒロキングが「OSAKA KINGDOM」に関わってきたことはかなり前からの周知の事実ではありました。
僕が最初にYouTubeでこのイベントを知ったのは結構前で、「あれ?ヒロキング引退するのかな?」と思った記憶が。
JBC的にも黙認してきたのでしょうが、世間を騒がせてしまった以上はもう無視は出来ないでしょう。

こういうイベント活動をしなくてもプロボクサーが稼げて有名になれる職業になればなと願います。
KWORKD3ジムと3150FIGHTは別物ではありますが、密接に関わっている以上は3150FIGHTのイメージ悪化も避けられない。
2024年3月31日の3150FIGHT vol.8はトラブルの山に
トラブル続きの3150FIGHTに決定的なダメージを与えたのが3150FIGHT vol.8。
3150FIGHT SURVAIVAL vol.9の仕切り直しという位置付けのこの興行のメインは亀田和毅VSドラミニのリマッチ。
そしてマッチルームとのコラボでミドル級の1億円トーナメントも開催され、3150FIGHTにとっては初のPPV興行となる予定でした。
マッチルーム側の意向でミドル級トーナメントが流れる
そもそも1億円トーナメントを日本で開催してもペイ出来ないのでは??
マッチルームは楽天チケットと提携して興行を開催していくのではなかったか??
当初から何故3150FIGHTで??絶対儲からないよね??
という疑問はありつつも、

ミドル級のトップボクサー達の試合が日本で見られるのなら細かいことは気にせず楽しもう。
そう思ってPPVも購入して楽しみにしていましたが、突如ミドル級トーナメントは3150FIGHT vol.8から切り離されることに。
亀田興毅氏もこの点に関しては関係する人も多く「話せないこともある」という受け答え。
日本でのボクシングの市場規模を考えると、マッチルームと楽天チケットの計画はそもそも無謀ではありました。
この件に関しては3150FIGHTも被害者な側面もあると思います。
海外プロモーターと協働する際には今回のように日本側が振り回されるようなことがないようにしたいところです。
楽天チケットとマッチルームの提携計画も実現性はかなり怪しくなりましたね。
亀田和毅VSレラト・ドラミニ戦が中止に
IBFがランキング2位のレラト・ドラミニ選手に挑戦者決定戦を命じ、ドラミニ選手がそちらを優先したため亀田和毅選手のリマッチも消滅。
亀田和毅選手は代わりの選手と試合を行います。
リベンジに燃えていた亀田和毅選手にとっては悔しい結末。
ただ、ボクシングファンの立場からすると2位決定戦で敗れた相手に即再戦もどうなの?
というモヤモヤした想いが当初からあったマッチメイクで、この再戦を本気で観たいと思っていた方は少なかったと思います。
無料視聴ならネタとして視聴するでしょうが、PPVで購入してまで観たいと思う人はレアだったでしょう。
もしこの試合に勝利して亀田和毅選手が再浮上したとしても、ファン離れを加速させる結果になっていたことは間違いない。
結果としてこの試合が流れたことは個人的には良かったと思うし、3150FIGHTには数字が取れるだけではなく、ファンが喜ぶ、選手を応援したいと思うようなマッチメイクをして欲しいと願います。
亀田和毅選手をヒールとして、アンチを集める選手として売っていきたいのなら話は別ですが、僕個人はその売り方は望んでいません。
亀田和毅選手には皆から応援されるようなボクサーになってキャリアを終えて欲しいです。
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まとめ:3150FIGHTの今後はどうなる?
3150FIGHTの数々のトラブルをこうして振り返ると、まだまだ組織としての脆弱性と足元の興行に対するファンの少なさを感じます。
その辺りが拡大路線の中で露呈したのが現状ではないでしょうか。
ただ、小さくコツコツやり続けるだけではお金も生まれない、スポンサーもつかない、ABEMAも商品としての魅力を感じなくなる。
3150FIGHT SURVAIVALと3150FIGHTの組み合わせは足場を固めながら勝負に出るという戦略であり、方向性は間違っていないと思います。
- 3150FIGHT SURVAIVALを地方で開催し、地域のボクサーにスポットを当てながら地域密着のファンを作る。
- そして3150FIGHTで世界規模の派手な興行を開催して勝負に出る。
この組み合わせを安定的に回していけば絶対にファンは付いてくるはずです。
亀田興毅氏は3150FIGHTが動き出した当初から、選手に限らずボクシングに関わる人達がボクシング1本で生活出来る環境を作ることを目標にしています。
- ファイトマネーの倍額
- ボクサーがボクシング1本で稼げるように
- トレーナー陣やボクシング関係者も1本で生活出来るように
こんな未来が来れば良いと僕も願っていますし、ボクシング界の外に複数のパイプを持つ亀田興毅氏ならそんな未来を実現出来ると信じています。