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3150ファイトVol.2対戦カード発表会見〜力石はタイトル挑戦の可能性

torajiro

ボクシングファン歴27年。プロボクサー歴3年。ボクシングブロガー歴2年。一人でも多くのプロボクサーの戦った証をネット上の記事として残していきたいと思いブログを開設。Xも投稿していますのでフォローいただけると嬉しいです。

こんにちはtorajiroです。

ABEMAで3150ファイトVol2の発表会見があったので会見内容をまとめました。

但馬ミツロ選手のデビュー戦がいよいよ決まり、宮崎選手の対戦相手には強敵が名乗りを挙げ、3150ファイト1期生のヒロキングも出る豪華な興行となっています。

3150ファイトのロゴを覆面書家憲真がデザイン

対戦カード発表に先立ち、3150ファイトの新たなロゴが発表されました。

ABEMAより

憲真氏という覆面の書道家の方がデザインされたそうです。この方は海外で非常に人気が高く、1つのデザインに1億の価格がついたこともあったとか。

3150ファイトもこれに恥じぬよう、それくらい価値のある興行にしていきたいという亀田興毅会長の決意が語られました。

大毅副会長はロゴが入った額縁持って緊張していました。

試合だけではなく、ラウンドガールのオーディションをやったり、こうしてロゴの発表をしたり、ターゲットを広げる工夫、努力をしている点が3150ファイトの良いところの一つだと思っています。

3150ファイト年間興行予定発表

続いて3150ファイトの年間興行予定発表。

直近の3150ファイトVol2は4月29日(金)メルパルクホール大阪で開催されます。

Vol1同様1試合目からABEMAで生中継。

そして5月14日に3150ファイトサバイバルが開催され、8月に興行、9月にサバイバル、12月に興行という計画のようです。

3150ファイトサバイバルについてはボクシングモバイルの記者の方が質問していましたが、3150ファイトのリングに上がれない人達のサバイバルの場という位置付けになります。

正式な試合ではなく、スパーリング大会のような形で、そこで光った選手が3150ファイトの興行に出るようなものをイメージしています。

他のジムの選手も出場OKです。

亀田興毅氏曰く、「興行数も激減して引退する選手も多い中で、自分達の所属選手だけではなく、他のジムの選手もリングに上がってもらって、サバイバルで売り込んで3150ファイトの舞台に上がって欲しい」とのこと。

3150ファイトの興行以上に熱い企画ではないでしょうか。

ここで掘り出し物の選手が見つかるかもしれませんし、これはとっても楽しみな企画。

3150ファイトの所属選手以外にも門戸が開かれていますし。

ボクシングモバイルの記者さん良い質問されましたね。

質疑応答にて現役時代との違いを問われた亀田興毅氏が質問に対してこう答えていました。

「現役時代リングに上がって勝つことだけ考えていた。今は選手達をどうすれば有名に出来るか、稼げるか、選手達のためになるかそのためのスポンサー探し、営業活動と頭を使い、禿げてきたし体重も減ってきた。」(最近自分も禿げてきました。関係ないか。。)

1つの興行を実現させるのにどれだけ苦労しているかを伺い知ることが出来ました。

一方で、弟の大毅氏は「逆に体重増えて豚になった。浪速の弁慶からなにわの豚になった。」と揶揄されていました。

そんな大毅氏は、「自分が不器用だった分、出来ない選手に教えるには適任。伝えられることがある。」と感じ、トレーナーをやりたいと自分から相談をしたそうです。

3150ファイトVol2対戦カード

さて、いよいよ3150ファイトVol2の対戦カード発表です。

63キロ契約 福重浩輝選手(ヒロキング)VS日高飛佑佳選手(折尾ボクシングジム)

ABEMAより

折尾ジムの日高選手はデビュー戦。

デビュー戦でこれだけ注目されている1戦1勝1KOの選手に挑むということは、相当自信があるのでしょう。

日高選手は「次の試合に勝って名を上げたい。」と意気込みを述べていました。

一方のヒロキングは「毎度応援ありがとうございます。前回ヒヤヒヤさせる試合をしたので今回は良いところを見せたい。ジムや応援している人達、家族への恩返しをしたい。」と、案外大人しい会見でした。

僕のブログでも3150ファイトの選手を紹介するページを作っているのですが、検索流入を調べると驚いたことにヒロキングのキーワードから入ってくる方が非常に多かったです。ヒロキング人気!!

亀田興毅氏はこの試合に関して「4回戦の時からこういう場を経験させて慣れさせたい。ABEMAは全試合が生中継されるので全員が主役。ゆくゆくは一番面白かった試合を3150試合賞として賞金を出すような取り組みもしていきたい。」と語っていました。

ボクシング再興のために4回戦がキーになってくるという亀田興毅氏の視点は流石。底を支える競技人口を増やす事と、この時期から注目させて人気ある選手を作っていく事はとてもとても重要だと思います。

いくら強くてチャンピオンになっても無名のまま、マイクを向けられても「頑張ります」しか話せない選手ではファンを増やせませんからね。

記者からのデビュー戦を終えて感じたことは?という質問に対するヒロキングのコメント。

ヒロキング:プロのリングは甘くない。本気でガムシャラにやるしかない。あそこで負けてたらここに立てていない。一番面白い試合をするのは自分。4回戦なら日本一。このままステップアップしてA級になりたい。3150!!

と、最後ちょこっとパフォーマンスも盛り込んでいました。ちょっと歯に噛んでて案外可愛いところもあるようです。顔はイカついけど。

対戦相手の日高選手は中高とサッカーをしており、ボクシングとは別のスポーツのトレーナーをしていたが、ボクシングに興味を持ち、近くにジムがあったので初めたそうです。

福重選手の印象については打ち合いが好きな選手に見えるので、打ち勝ちたい。厳しい試合にはなると思うがKOで勝ちたい。と、強気にコメントしていました。

目標としてはA級、日本チャンピオンとなってジムの先輩の栄選手に追いつきたいと先々の目標も語ってくれました。

折尾ジムと言えばキャラ的にはベジータ石川選手が有名?ですが、日高選手、ベジータ様のようになりたいとは口が裂けても言えなかったのかもしれません。。。

入場だけでも出てくれないかな。

3150ファイトにベジータ様降臨は見てみたいところです。

フライ級 宮崎亮VS栄拓海(折尾ボクシングジム)

ABEMAより

宮崎亮選手は対戦相手が見つからず、勝ったらファイトマネーに100万円プラスといった報道が話題になっていましたが、ミニマム級5位の栄拓海選手が名乗りを挙げました。

栄選手のコメント:
宮崎選手と試合が出来ることにワクワクしている。高校生の時にテレビで見ていた。こんな日が来るとは思わなかった。憧れの選手だったので、試合をやってみたいと思った。

対戦をリクエストした経緯は、会長から話が来たのでやりたいと伝えた。

お互いワクワクしているもの同士、最高の殴り合いをしたい。自信は75%くらい。

ボクシングを始めたきっかけは辰吉と薬師寺戦(共感するな〜)。

宮崎選手のコメント:
ワクワクする。栄選手も弱くないしパンチ力もあるので、試合までにしっかり仕上げたい。栄選手の名前を聞いて、そもそもあまり選手の事は知らないが、映像を見て良い選手だと思った。

復帰2戦目は自分がやりたいことがあるのでそれを出したい。次世界に繋がるような試合を見せたい。トレーニングは順調。

しっかり努力して頑張って勝つ。3150%勝つ自信あり。

宮崎選手は復帰戦で上手さは見せましたが、再起した選手はゴリゴリフィジカルで押された時に弱さを見せてしまう傾向があります。

宮崎選手も決して若くはないので、強引に来られた時に対処できるのかという懸念はまだ拭いきれていません。

力石政法 選手(緑ジム)の試合はタイトルマッチになるかも

続いての出場選手として紹介されたのは緑ジムの力石政法選手(前WBCライトフライ級王者矢吹正道選手の弟)。

ABEMAより

3150ファイトの所属選手ではありませんが、最近は3150ファイトでプロモートされています。

対戦カード発表と思いきや、急遽タイトルマッチのオファーがあったとのこと。

日本タイトル、東洋太平洋タイトル、WBOアジアパシフィックタイトルのいずれかからオファーが来ているそうで、力石選手が会見の場でタイトルへの挑戦意欲を示したため、3150ファイトVol2への出場は一旦保留となりました。

日本チャンピオンは力石選手が一度KO負けをしている坂選手。

東洋太平洋チャンピオンは志成ジムの木村選手。

WBOのアジアパシフィックはフィリピンのジョーノイナイ選手。

いずれも超強豪。特にジョーノイナイ選手は世界獲ってもおかしくないレベル。

(なんとノイナイ選手は3月3日の試合でリアム・ウイルソン選手に負けて王座を明け渡していました。ということでオファーがあったと思われるのは日本か東洋の2択に限られるかな?コメントで教えてくださったシクラメンさんありがとうございました!)

坂選手へのリベンジが一番妥当かなと思いますが、力石選手は強引に来られたら弱いところもあるので厳しい戦いになるとは思います。

角海老宝石ジムの粕谷選手との一戦でも、慎重になり過ぎて見せ場を作れずに終わってしまった事がありました。会場で観戦していましたが、デカいこと言って消極的なボクシングをしていたので野次が飛んでいました。

あの消極性が出ないことを願っています。

亀田興毅氏・大毅氏からも絶賛されている力石選手。タイトルを獲って3150ファイトに戻ってきてもらいたいとエールを送られていました。

ヘビー級 但馬ミツロVSキム・サンホ(韓国ヘビー級3位)

ABEMAより

いよいよ超期待のヘビー級ホープ但馬ミツロ選手のデビューが決まりました。

但馬選手は腰が悪く、怪我が心配ですが無事試合を迎えられる事を祈っています。

但馬ミツロ選手のコメント:
コロナもあって2年くらい試合が決まらず、やっとスタートラインに立てる。憧れの選手はマイクタイソン。スパーリングも他の格闘技の選手らを呼んでもらい国内の重量級選手2,3人とスパーしている。

亀田興毅氏からのコメント:
すごい可能性を秘めたボクサー。100億の男。ポテンシャルも高い。フルサポートで最強化計画をしている。スパーリングできる環境を作る。海外から選手を呼んだり、海外に行ったり。この選手はなんぼでも伸びる。

日本チャンピオンにもオファーはしていたが試合は決まらなかった。日本ヘビー級はランカーも引退しており存続の危機。

難しいとは思うけれど、今回のこの試合を日本タイトルにして欲しいとJBCにはお願い状を提出している状況(ライセンスはA級で取得しているので可能だそう)。

他の競技の格闘家に協力してもらってスパーリングしている。環境さえ作れればこの選手はどんどん伸びていく。

テコンドーもレスリングも出来る。世界チャンピオンになってUFCにだって行ける。

但馬ミツロ選手のポテンシャルの高さは動きを見れば誰もが納得するはずです。

本当にヘビー級で世界も狙えるのでは??そんな期待感を抱かせてくれる選手であることは間違いありません。

まとめ

今回決まった対戦カードは力石選手が保留となったことで3つ。

興行成立には後5試合くらいは必要になります。

3150ファイトVol.1ではゆたぼん君やTKO木下さんのエキシビジョンもあったので、今回も冒頭2試合くらいはそうしたエキシビジョン(エンタメファイト)を入れてくるかもしれませんね。

現在3150チャンネルで38歳のサラリーマンがボクシングに挑戦という企画が動いているので、この方なんかエンタメファイトの枠で出場したら面白そうです。

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その他、靴磨きボクサーの高田祈斉選手も4月の興行への出場が内定していたはずなので出てくるはずです。あのパンチの切れは是非試合で見てみたい。

今後も追加カードの発表があるはずなので楽しみに待っています。

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