こんにちは。新人王トーナメントが大好きなボクシングブロガーのtorajiroです。
2022年度の新人王ライト級は東軍代表協栄ジムの川口高良選手が制覇。
芯に響いてきそうな骨太なパンチは見応えがありました。
>>2022全日本新人王決定戦の展望勝敗予想・結果〜注目度は東軍も実力者揃いの西軍
2023年度の東日本新人王ライト級は話題性で言えばなんと言ってもSexy Zone菊池風磨さん弟の菊池音央選手でしょう。
話題性のある選手が一人いることで他の選手にも注目が集まるのは喜ばしいこと。
果たして菊池音央選手の話題性で新人王トーナメントにボクシングファン以外の関心を集める事が出来るでしょうか?
菊池音央選手の実力・特徴と合わせてライト級の注目選手を紹介していきます。
Sexy Zone菊池風磨弟として話題になった菊池音央選手
とある休日の話、近所の家族で集まってワイワイやっていたところ、ママさん達がボクシングの話題をしていました!?
そんなこと滅多にないので会話に割って入ったところ、Sexy Zone菊池風磨君の弟がボクサーデビューしたと話していました。
ちゃんと音央選手の名前も知っていたのでビックリ!!
菊池風磨君のことは顔も分からないボクシングオタクの自分ですが「菊池音央選手の事ならお任せください」とどんなボクサーなのかママさん達に紹介しました。
4回戦ボクサーがここまで話題になるって凄くない??
そう思い、菊池音央選手について後でネットで調べてみると色々と記事が出るわ出るわ。
- 出身高校は?
- 大学はどこ?
- 兄弟揃ってイケメン
- 身長・体重は?
といった記事がたくさん。
中には「大学は慶應大学か東洋大学か!?」なんてことが書いてる記事も。
- お兄さんの菊池風磨さんが慶應だから弟も慶應?
- ボクシングと言えば村田諒太氏が東洋大学出身だから東洋大学?
という発想のようでした。
記事の内容的には「うーん、、」と思いましたが、検索上位を取れるんだから凄いですね。
こうした情報は他の記事を参照いただくとして、この記事ではボクサーとしての特徴にスポットを当てて菊池音央選手を紹介します。
ついでに細かなプロフィールはボクシングチケットドットコムをご参照ください。
こんなおふざけな写真と合わせて個性的なプロフィールが紹介されています。
ラーメン二郎が大好きなようです。
菊池音央選手デビュー戦結果
菊池音央選手は2023年3月16日(木)にDANGAN オール4回戦でデビュー。
対戦相手は同じくデビュー戦のSRSジム所属のサウスポー新村康行選手。
試合は1R開始早々に右側頭部に左ストレートをもらいながら返しの左フックで菊池選手が新村選手からダウンを先取。
しかしその後はボクシングが荒くなってしまい新村選手に巻き返されて1対2の判定で惜しくも敗れました。
結果は残念ではありますが、この興行はオール4回戦にも関わらず1,046人もの観衆が。
オール4回戦で1,046人!?嘘だろ!?
通常オール4回戦の興行ですと観衆は400人くらい。
注目選手がいても1,000人を超えるなんて滅多にないこと。
本人にとってはプレッシャーにもなるかもしれませんが、この集客力はボクシングファンとしても有り難いです。
お客さんが多い方が好試合も生まれやすいし、そこから他の選手にもスポットが当たるのではと期待も。
ボクサー菊池音央選手の実力・特徴は?
さて、デビュー戦は敗れてしまった菊池音央選手ですが、試合を観て感じたのはそのポテンシャルの高さ。
菊池音央選手の特徴
- 動きがダイナミック
- 身長181cmながらスピードもある
- スポーツ万能少年がボクシングをやっている感じ
- ボクシング自体はまだまだ荒削り
- 相手の動きに合わせられるようになったら大化けしそう
自分がプロボクサーをしていた時にたまに練習生相手にスパーをする事がありましたが、時々めちゃくちゃ運動能力が高くて最初の1分くらいは用心しないと危ない方もいました。
そういう練習生の子も大半はすぐに辞めちゃいましたけど、続けた人でこいつはヤバいと思った二人は日本チャンピオンになっています。
菊池音央選手のボクシングもそういったポテンシャル、将来性を感じさせるものがあります。
180cmを超える身長で左フックで飛び込む野生味は魅力的な一方、デビュー戦だったからというのもありますが、ディフェンス面や攻撃の的確性という面では課題が残りました。
とはいえ2023年6月で20歳という若さとポテンシャルの高さに加えてこの話題性は将来が楽しみ。
身体能力はとても高い選手なのでボクシング技術がついて来れば大化けする可能性を秘めているのが菊池音央選手の魅力です。
東日本新人王ライト級注目選手
菊池選手中心の記事となりましたが、東日本ライト級で注目している選手を紹介します。
優勝予想の西畑直哉選手
個人的に優勝候補と見ているのはT&Hボクサ・フィットネスジムの西畑直哉選手。
戦績は4戦3勝(2KO)1敗。
デビュー戦で敗れた後は3連勝するも2022年度の新人王トーナメントは途中棄権。
今回は2度目の挑戦になります。
西畑選手はデビュー前からYouTube企画で朝倉未来選手の連れてきた選手とスパーリングしていたこともありました。
この時は朝倉選手や石井竜虎選手がダウンを奪うシーンに注目が集まって西畑選手にはそこまでスポットは当たっていなかったかと思います。
僕の中でもボクシング初めて数ヶ月でこれだけ出来るのは凄いなぁという程度の印象でした。
プロになってからの西畑選手のボクシングは派手さはないものの基本に忠実で、特に優れているのは当て感の良さ。
しっかりとジャブから組み立てて自分のペースを保ち、要所要所で右ストレートをクリーンヒットさせる能力に秀でた選手です。
地味だけど良い選手です。
スパーリングをした西谷選手は派手にRIZINでも話題を作り、スポンサー収入も1,000万を超えているとか。
そこまでになるのは難しいでしょうが、良いもの持っているので実力でのし上がって行って欲しい。
体格差次第?の古川光治選手
キャリアの面でもう一人注目している選手が伴流ジムの古川光治選手。
戦績は7戦4勝(2KO)3敗。
3敗していますが、それよりも4勝しているという点が大きな強み。
4回戦はキャリアの差が特に影響しますので。
古川選手の懸念材料はフィジカル面。
2022年度はSフェザー級で新人王トーナメントにエントリーしていましたが、Sフェザー級でも線の細さを感じた選手です。
ライト級に階級を上げる事が吉と出るか凶と出るか??
準決勝は菊池音央と西畑直哉が勝ち上がる
2023年9月14,15日に開催された東日本新人王トーナメント準決勝。
初めに9/14の準決勝で7戦4勝の古川選手に競り勝ったのは菊池音央選手。
デビュー戦では振り回してしまった菊池選手ですが、この日は終始落ち着いたボクシングを披露。
判定は2対0でしたが、ジャブを突いて自分の距離で戦い、古川選手が入ってくるところに左フックを合わせて序盤から優勢に試合を進めました。
菊池選手が落ち着いて間合いを活かしたボクシングを展開すると、古川選手はその距離とペースに飲まれたか、手数を出せずポイントを失う展開に。
大きな見せ場はなく終わりましたが、1戦1敗の選手が7戦4勝のキャリアを持つ選手に勝つって中々ないこと。
菊池選手の持つポテンシャルの高さを感じた試合でした。
持っているスケールのデカさからするとまだまだこんなものではないはず。
9/15の準決勝はT&Hジムの西畑直哉選手が元気ジムの村上雄哉選手に1RTKO勝利。
西畑選手はデビュー時と比べると動きのキレと力強さが増したと感じました。
もっと堅実なボクシングをする印象でしたが、一皮向けた感があった。
まとめ
以上、高い身体能力が魅力的な菊池音央選手と優勝候補選手の紹介でした。
ジャニーズと言えば昔ジムで練習している人を見て「軽量級のプロボクサーかな?」と思ったらV6の三宅健君だったということがありました。
ジャニーズはとにかく踊りますし、ルックスだけじゃなくアスリート的な素質がないとなるのは難しいでしょう。
菊池風磨さんの弟ということで着目すべきはルックス云々よりもその運動能力の高さ。
菊池音央選手はデビュー戦でもパンチをもらいながら打ち返してダメージを与える場面が何度もありました。
打たれ強さも問題なし。
伸び代半端ない菊池音央選手は東日本トーナメントで化けるかどうか。
- この先大化けする可能性を秘めた菊池音央選手がこのトーナメントでブレイクするか!?
- 堅実なボクシングと当て感で西畑直哉選手が無難に制するか!?
- 古川光治選手が階級アップでフィジカル面の課題を克服するか!?
- はたまた新たな選手が台頭するか!?
決勝は事前予想通りに菊池選手と西畑選手がぶつかる形に。
現時点での総合力では西畑選手が上回りますが、菊池選手の潜在能力も侮れない。
果たして決勝はどんな試合になるでしょうか!?