こんにちはボクシングブロガーのtorajiroです。
- 2023年10月31日(火)開催のNTTドコモPresentsフェニックスバトル105
- 2023年11月3日(金)開催の東日本新人王決勝
この2試合において井上尚弥選手のスパーリングパートナーとして注目され、それぞれのステージで将来を嘱望される2選手が立て続けに派手なKOで敗れるという波乱がありました。
油断があった?ワンチャンをものにされた?
一体何があったのか!?
この2つの試合を振り返ってみたいと思います。
仮想フルトン ジャフェスリー ラミドがTJ ドヘニーに1RTKO負け
全米アマで2度優勝し、元世界王者岩佐亮佑選手を完封したジャフェスリー ラミド選手。
井上尚弥選手のスパーリングパートナーとしても「仮想フルトンにはもってこい」と重宝されていたとのこと。
岩佐亮佑選手との試合を視聴した際にはそのスピードとテクニックに圧倒されました。
TBプロモーション、、何て選手を連れてきてしまったんだ、、
日本のファンに衝撃を与えた岩佐戦を経て、ラミド選手は元世界王者でWBOアジアパシフィックSバンタム級王者のTJ ドヘニー選手と対戦。
ドヘニー選手は元世界王者ではありますが既に36歳。
パワーと機動力はあるけれど、ラミド選手の上手さとスピードに対応するのは難しいと予想していました。
ところがところが、試合が始まってみるとドヘニー選手の背中がデカい。
ジャブでペースをとっているのはラミド選手ではあるが、思った程のスピード差はない。
様子見の慎重な立ち上がりと思った1R中盤、ドヘニー選手が左のフェイントからジャブジャブでステップインしてオーバーハンドの左。
これがラミド選手にジャストミート!!
後頭部を強く打ってラミド選手は痛烈なダウン。
立ち上がったもののダメージは甚大で、再開後にパンチをもらったところでレフェリーが試合をストップ。
ラッキーパンチでも気を抜いた訳でもなく、ドヘニー選手の一瞬左を見せるフェイントが素晴らしい技アリの一発だと個人的には感じました。
大きな試合に勝利したTJ ドヘニー選手。
すぐに井上尚弥選手のSバンタム級での対戦候補となるのは難しいかも知れませんが、カシメロ選手と井上尚弥選手への挑戦権を賭けて日本で戦ったら客を呼べると思いました。
カシメロ選手も前戦で大苦戦して井上尚弥選手への挑戦という点では後退してしまったので。
TBプロモーションで是非!!
井上尚弥と100R以上のスパー高校総体優勝山川健太がまさかのワンパンチKO負け
2023年度の新人王で圧倒的優勝候補として注目されていた大橋ジムの山川健太選手。
高校総体ライト級で優勝しており、井上尚弥選手のスパーリングパートナーとして100R以上も手合わせしていることが記事で紹介されていました。
山川選手の試合はこれまでデビュー戦から全て見てきましたが、全ての試合が圧倒的。
ピンチになる場面も一切なく、デビュー戦はフルマーク。
その後の3戦も完全ワンサイドでのKO勝利。
新人王トーナメントに出場するのは反則ではないか??
そう思っていたのがこの山川健太選手でした。
ところがですね、東日本新人王トーナメント決勝でこの山川選手がまさかのワンパンチKO負け。
この山川選手にまさかの土をつけたボクサーがRK蒲田ジムの牧田健之介選手。
東日本の準決勝でもアマチュアキャリアのある山森唯暁選手を仕留めていた牧田選手。
お調子者でハートも強そうな牧田選手。
東日本の決勝は現地で観戦してきましたが、山川選手は序盤から牧田選手の強打をかなり警戒しており慎重な立ち上がり。
牧田選手が左を少し伸ばしながら後ろ重心で右カウンターを狙っている。
山川選手のジャブにも反応出来ており、ポイントを付けるなら山川選手だが、牧田選手に怖さを感じた1R。
そして山川選手が攻める姿勢を見せて優勢に試合を進め出したかに見えた2R目。
牧田選手がジャブ、ワンツーから放ったワンツーフック。
山川選手は牧田選手のワンツーをブロックして左フックを放ったため、カウンターになって牧田選手の左フックが直撃!!
即座にレフェリーが試合を止める痛烈なダウンで会場は大騒ぎ。
牧田選手が最後に振り抜いた左フックのキレと破壊力はフィリピン人ボクサーのような強打でした。
叩き上げアニヲタフィリピーノ牧田健之介に注目!!
全階級を通して優勝候補の大本命だった山川健太選手をワンパンチで沈めた牧田健之介選手。
これだから新人王トーナメントはたまらない。
そしてこの牧田健之介選手がキャラクターも含めてかなり面白い素材。
お調子者でどうやらかなりのアニヲタ。
- 勝利者インタビューで「我が生涯に一片の悔いなし」とラオウ。
- 新人王決勝の記者会見ではジョジョ立ち。
- 計量後は邪王炎殺黒龍波。
- 勝利後も色んなポーズ取っていたけど多分何かのポーズでしょう。
全日本新人王決定戦では何を見せてくれるでしょうか。
うちの子達に「アニヲタのボクサーいるけどどんなポーズして欲しいか」と聞いてみたところ、以下のリクエストがありました。
グローブしているから難しいかな??
そして牧田選手最大の特徴であるフィリピン人ボクサーのような思いっきり振り切る強打。
なんとビックリですがお母さんがフィリピン人の方でハーフなんだそうです。
牧田健之介選手は間違いなく今大会最大のダークホース。
こういう選手は一気に期待値が高まった後で全日本は獲れないということも往々にしてありますが、期待せずにはいられない。
中日本の石崎大二朗選手が西軍代表で上がってきたら強打VSフィジカルモンスターの面白い試合になるでしょう。
まとめ
まさかのラミドのKO負けに続き、山川健太選手もワンパンチKO負け。
井上尚弥選手のスパーリングパートナーとして注目されていた選手が立て続けに敗れる波乱。
ボクシングは本当にやってみないと分からない。。
ラミド選手はこの1敗で大きく商品価値を下げてしまったので再浮上には時間がかかるかも知れません。
であれば日本でこれだけ注目度を高められたのだから、TBプロモーションと契約して再浮上の機会を待っても良いのでは??
勝利したTJ ドヘニー選手もカシメロ選手と井上尚弥選手への挑戦権を賭けて戦ったら面白い。
そして牧田健之介選手の次戦は2023年12月23日の全日本新人王決定戦。
TBプロモーションも全日本新人王決定戦もいずれもU-NEXTにて配信されます。
一気に面白くなってきたU-NEXTのボクシング。
月額2,189円は高く感じますが、毎回付与される1200ポイントは1500ポイント貯まれば映画鑑賞にも使えるし、RIZINのPPVの購入等にも使えるので意外と便利。
僕の場合は2ヶ月に1度のお楽しみで子供と映画を観に行くのに主に活用しています。
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ボクシング配信が一気に充実してきたU-NEXTに加入して一緒にボクシング談義に花を咲かせましょう(笑)。