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世界が近い!新人王が多数参戦!9/25オールミニマム級祭りに注目

torajiro

ボクシングファン歴25年。プロボクサー歴3年。ボクシングブロガー歴2年。一人でも多くのプロボクサーの戦った証をネット上の記事として残していきたいと思いブログを開設。Xも投稿していますのでフォローいただけると嬉しいです。

2024年9月25日(水)後楽園ホールにて全試合ミニマム級の『Lemino BOXING フェニックスバトル122』が開催されます。

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人間は最初から最後までミニマム級のみの興行を見続けたらどうなってしまうのか!?

我が身を実験体とすべく、この興行を現地にて観戦する予定です。

  • 全部ミニマム級は迫力を欠いて退屈しそうだ。
  • 色んな階級を組み込まないとメリハリがなくなりそう。

そんな懸念を抱いても仕方がない興行ですが、ちょっと待った!!

最近のミニマム級はスピードだけでなくKO率の高いボクサーも多くて見応えあります。

更にこの興行には新人王トーナメントを盛り上げた新人王達が多数参戦、激突するという魅力もあります。

ということで9/25『Lemino BOXING フェニックスバトル122』の見どころを本記事にてお届けします。

八王子中屋ジムVS角海老宝石ジムのミニマム級若手対決2連戦

最初の2試合は八王子中屋ジムと角海老宝石ボクシングジムに所属する若手ミニマム級ボクサー同士の対決。

1試合目は2024年6月3日にデビュー戦をKO勝利で飾った八王子中屋ジムの大久保るきあ選手が登場。

ミニマム級ながら長身168cmという長身を活かしたリーチとキレのあるパンチが売りです。

対するはこの試合でデビューを迎える角海老宝石ボクシングジムの関優多選手。

アマチュアで18戦9勝(4KO・RSC)9敗の実績を持つ選手です。

関選手はYouTubeをやっており、自己紹介とこの試合に向けた意気込みを語っております↓

この動画での関優多選手のしゃべりにはおじさん感動。

若干二十歳にしてここまで自分の言葉でハキハキとしっかりと喋れるって凄いです!

私torajiroの二十歳の頃を振り返ると、大学はエリートと言われるようなところに通ってはおりましたが、単なる頭でっかちでこんな風に理路整然と喋れる実践力なんて皆無でした。

「いかに自分の頭で考えて生きてきたか。」それがこの動画から伝わってきました。

脱線しましたが八王子中屋VS角海老の2戦目は本田優貴VS森川幸輝。

八王子中屋の本田選手はデビュー戦は判定負け。

学生時代は陸上選手だった本田選手。

一方の角海老宝石ジム森川選手はNARIAGARIの電話ボックスファイトに出ていた選手(おそらく)。

施設で育ち父が捕まり祖母に育てられたという壮絶人生を経てプロへという選手。

角海老宝石ジムは昔から複雑な生い立ちの選手も多いジムです。

森川選手には居場所を見つけて羽ばたいて欲しいと願います。

第3試合に全日本新人王坂田一颯が登場

ミニマム級祭りの3戦目には2023年の全日本新人王坂田一颯選手が登場します。

出入り良く踏み込んでのワンツーのキレが抜群のボクサーです。

全日本新人王獲得後初の試合で試合間隔が気になるところ。

対戦相手はまたまた角海老宝石ジムの鈴木義人選手。

戦績は1戦1敗ですがB級デビューでアマチュアで44戦23勝(4RSC)21敗の実績を残しているサウスポー。

アマチュア出身のサウスポーというイメージとは違いやや変則で機動力のある選手。

一気に巻き込んでいく強さを持った選手なので侮れません。

1戦経験してプロのリングの感覚も掴んだでしょうし、かなり手強い相手。

坂田一颯推しの自分としてはもう少し安全な対戦相手が良かったというのが正直なところです。

4戦目はミニマム級ランカー岡田真虎VS佐宗緋月!!

ミニマム級祭り4戦目は日本ランカー同士による8回戦。

興行全体の流れとしてはこの試合がキーになる一戦。

8回戦の試合でどっちが勝ってるのか分からない展開が続くと中だるみが生じるもの。

しかしこの両者の試合は噛み合うはず。

岡田選手はJBスポーツの厳しいトレーニングで培ったテンポの速いボクシングで攻め立てて行くでしょう。

一方の佐宗選手はテンポはやや遅いながら頭を振って中に入り強烈なパンチを振るってきます。

過去にはミニマム級王座決定戦で後の世界王者谷口将隆選手に強烈な右フックを食らわせていました。

機動力が勝つかパワーを溜めた一発が勝つか、退屈しない一戦になるでしょう。

中日本新人王宮澤蓮斗VS東日本新人王北野武郎によるユースタイトルマッチ

5戦目は日本ミニマム級ユースタイトルマッチ。

王者は2022年の中日本新人王宮澤蓮斗選手。

2022年には僕がダークホースとして注目していた坂田一颯選手との中日本・西部日本対抗戦に勝利。

1Rに身体能力の高い動きから右ストレートでダウンを奪った宮澤選手。

前戦のユースタイトル決定戦でも国体3位の実績を持つ強打の佐伯侑馬選手から右でダウンを奪い勝利。

試合を会場で観戦していましたが、宮澤選手は高い身体能力はアマチュア上がりの選手にとっても未体験の脅威と感じました。

この宮澤選手が保持する王座に挑むのは2023年の東日本新人王北野武郎選手。

北野選手の武器はフワッとした華麗なフットワークからのコンビネーション。

サウスポー同士の試合はやや苦手にしている印象ですが、オーソドックス相手には強い。

宮澤選手の高い身体能力も北野選手のフットワークを捕まえるのは難しいのではないか。

長いラウンドは未知数ではあるが、北野選手のフットワークが勝るのではないかと個人的には予想します。

2022年全日本新人王石井武志がOPBF決定戦へ

2022年の新人王トーナメントを無双状態で制した石井武志選手が早くもOPBF王者の決定戦に登場。

8勝のうち7KOというKO率が示す通り、石井選手の魅力は圧倒的な強打。

全日本新人王決定戦でも会場に響き渡るパンチ音はミニマム級をはるかに超えるものでした。

対戦相手のジョン ケビン ヒメネス選手は8戦無敗のフィリピン人ボクサーですが、石井選手ならやってくれるでしょう。

早くタイトルを獲って世界まで駆け上がって欲しいし引き出しを増やせば十分世界を狙える逸材です。

メインは松本流星VS森且貴の日本タイトルマッチ

オールミニマム級興行のメインを飾るのは日本ミニマム級王座決定戦!!

帝拳ジムの松本流星選手VS大橋ジムの森且貴選手。

松本選手は初挑戦で森選手は3度目のタイトル挑戦。

森選手は石澤開選手は高田勇仁選手との試合ではフィジカルやパンチ力における差を感じました。

ただこの2選手はパワー面で突出した力を持っていた選手。

松本流星選手はアマチュアで全日本を制している実力者ですが、特別パワーを感じる選手ではありません。

直近の試合も会場で観戦しましたが、隙なく淡々とポイントアウトしていく印象でした。

森選手も松本選手相手ならパワー負けすることもないでしょう。

しかし松本選手の子供の頃から培ってきたテクニックは超一級品。

果たして勝利の女神はどちらに微笑むでしょうか!?

試合はLeminoで配信、現地に行ける方は会場へ

オールミニマム級の今回の興行はLeminoさんで無料視聴可能です。

しかしLeminoボクシングは試合のテンポも早くて神興行が生まれやすい会場観戦組にとっては非常に有難い興行。

もし会場に行ける時間的余裕のある方は会場での観戦を強くお勧めします。

選手からの購入でしたらボクシングチケットドットコムという有難いサイトがあります。

大橋ジムから購入する場合には大橋ボクシングジムチケット販売サイトから購入可能です。

当日の状況次第ということでしたら後楽園ホールに来れば当日券もあり。

ミニマム級ボクサーはスピードもあるし最近はKO率も高い、そしてルックスの良い選手が多いのも特徴。

この事実を多くの女性にも知っていただきたい!!

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