2023年の東日本新人王Sライト級は川村英吉選手が正確無比なジャブで他の選手を寄せ付けず優勝。
全日本は西軍代表の宮川竜成選手の棄権により川村選手が全日本新人王となりました。
2024年の東日本Sライト級はエントリー6名とやや盛り上がりには欠けますが、実力は横一線。
ここにK-1からボクシングに転向したシャオリン孝司選手がどう絡んでいけるか!?
無敗の新村康行 VS 3年振りの南優作
SRSジム所属の新村康行選手はサウスポースタイルのファイター。
デビュー戦では菊池音央選手に勝利。
2023年の新人王トーナメントは2戦連続引き分け。
1戦目は引き分け勝者扱いで2戦目は敗者扱いとなりました。
35歳と年齢的にはベテランも一戦一戦プロのリングに順応しており、前戦では齊藤裕大選手に1RTKO勝利。
試合開始早々から左のタイミングがあっており、この左で2度倒した会心の勝利でした。
EJカシアスジムの南優作選手は2015年にデビューしたボクサーですが2度のブランクがあり、戦績は6戦3勝3敗。
デビュー戦はクドゥラ金子選手、3戦目は豊嶋亮太選手とキャリア序盤に後のチャンピオン達と対戦経験があります。
2024年の新人王トーナメントで2021年の11月以来のリングに上がります。
南選手は足もあって上手いボクシングをしますがガードが低い。
特に右ガードが顎から大きく離れているのでサウスポー的には左を合わせやすいスタイルです。
元K-1シャオリン孝司 VS 鳴海拓郎
元K-1ファイターのシャオリン孝司選手がボクシングに転向。
甘いマスクでモテそう。
新人王トーナメント初戦でデビューの予定が対戦相手が計量失敗したため1戦もせぬままベスト4に。
K-1時代の戦績は15戦 5勝(2KO) 9敗 1分と負け越しております。
やや動きが固くパンチが伸びないので、ボクシング転向後にその課題が克服出来ているかどうか。
しかしK-1で15戦も戦っているというキャリアは相当な武器になるでしょう。
RK蒲田ジムの鳴海拓郎選手は7戦3勝(2KO)4敗(4KO)と勝っても負けてもKO決着の多い選手。
決して打ち合い上等なスタイルではないのですが、やや打たれ弱いところはあるのかもしれない。
パンチはしっかり打ち抜ける選手なのでシャオリン選手のK-1時代の映像と比較するとやや鳴海選手が優勢かなという予想です。
まとめ
2024年の東日本のSライト級は出場選手も少なく目玉となる選手はいません。
が、新人王の魅力はトーナメントの中で化けてくる選手が出ること。
SRSジムの新村康行選手はパワーがあって化けてきそうな予感を感じる選手です。
K-1から転向したシャオリン選手もボクシングに転向してパンチに磨きがかかっているかもしれない。
Sライト級全体で見ると2024年は西日本の田下翔太選手が頭一つ抜けた存在ですが、勝負はやってみたいと分からない!