こんにちはtorajiroです。
3150FIGHTのファウンダーである亀田興毅氏が3150FIGHT・選手・所属ジムの三者間での専属プロモーション契約を結び、興行のストーリー性を強化していく方針を出しました。
契約第一号選手はRK蒲田ボクシングファミリーの奈良井翼選手。
3150FIGHTを盛り上げた選手が次に別な興行に出てしまっては魅力的なマッチメイクが難しくなる。
ことが主な理由とされています。
緑ジムの力石政法選手なんか元々専属プロモーションに近いような状態から契約第二号選手となりましたし、全くゼロからの新しい取り組みというよりは、既に出来上がって来ている流れを仕組み化して強化促進いくための専属プロモーション契約なのだと理解しております。
この記事では3150FIGHTの興行に出場した選手を所属ジム別に紹介します。
今後3150FIGHTが描き出すストーリーのキーになるジムはどこになってくるでしょうか。
それではジム名アイウエオ順で紹介していきます。
※3150FIGHTはvol.0、vol.1までは3150ファイトと表記しています。
3150FIGHT参戦ジムと出場選手一覧(アイウエオ順)
渥美ジム(大阪市西成区)
かつては東洋太平洋Sフェザー級王者の中村正男選手らが所属していたジム。
最近は所属選手もめっきり減ってしまい、現在は井岡弘樹ジムから移籍した野中悠樹選手しかプロボクサーはいないかもしれません。
出場選手情報
- 45歳で日本Sミドル級王座決定戦へ!野中悠樹(3150FIGHT SURVIVAL vol.5)
アポロジム(大阪市淀川区)
自主興行も開催しているアポロジム。
チーフトレーナーの度紀武彦氏のブログは結構チェックしています。
出場選手情報
- 秒殺パンチャー烏頭尾一輝(3150FIGHT SURVIVAL vol.5)
尼崎亀谷スポーツボクシングジム(兵庫県尼崎市)
「尼崎」と聞くとどうしてもかつてフェザー級で活躍した洲鎌栄一選手のヤンキーなイメージが浮かびますが、こちらのジムはウェブサイトのロゴもピンクにハートで「女性歓迎のフィットネスジム」を謳っています。
アットホームで一般会員もプロもバランス良く見ているジムというイメージです。
アマチュアで23戦の実績を持ってプロデビューした宮川竜成選手が注目選手。
出場選手情報
新人王トーナメントでサモアと対戦の宮川竜成(3150FIGHT SURVAIVAL vol.4)
ARITOMI BOXING GYM(三重県桑名市)
2017年にオープンしたまだ新しいARITOMI BOXING GYM。
代表の有富康人氏は現役時代松田ジムに所属し、東洋と日本のフライ級1位にまでなった選手でした。
新しいジムなのでまだまだプロ選手は少ないですが、外観も内装もとってもオシャレなジム。
雰囲気もとても良さそうです。
こんなジムで練習してみたい!
出場選手情報
- 中日本新人王の樋口和輝(3150FIGHT SURVAIVAL vol.3)
RK蒲田ボクシングファミリー(東京都大田区)
3150FIGHTとの専属プロモーション契約第一号選手となった奈良井翼選手が所属。
RK蒲田にはSウェルター級チャンピオンの川崎真琴選手も所属しています。
3150FIGHT SURVAIVAL vol.2のメインカードはSウェルター級の挑戦者決定戦なので、もしかしたら3150FIGHTに川崎選手も参戦し、Sウェルター級のタイトルマッチが行われるかもしれません。
→11月8日の防衛戦で川崎選手が敗れベルトは三迫ジムの出田裕一選手へ。次の展開が読めなくなってきました。
出場選手情報
- 3150FIGHT専属選手第一号の奈良井翼(3150FIGHT SURVAIVAL vol.1)
石田ジム(大阪府寝屋川市)
現役時代世界でも活躍したカリスマ会長石田順裕氏の石田ジムも3150FIGHTに参戦。
石田氏がジムをオープンした当初はかつての井岡ジムや六島ジムのような少数精鋭の常勝集団のジムになるのかと思いましたが、もっと一般会員に間口を開いた誰でも入りやすいジムになっています。
3150FIGHTには石田ジムの中でも出世頭の中島玲選手が参戦。
石田ジム所属の石脇麻生選手も直近の試合は不運なアウェイ判定で敗れてしまいましたが良い選手です。
出場選手情報
- 脅威のスピード中島玲(3150FIGHT SURVAIVAL vol.2、3150FIGHT SURVAIVAL vol.4)
- 長濱理論でどこまでいくか!?長岡嶺(3150FIGHT SURVIVAL vol.5)
- 初勝利目指して高橋太陽(3150FIGHT SURVIVAL vol.6)
市野ジム(三重県鈴鹿市)
三重県にある市野ジムに対する率直な印象はノリノリでちょっとヤンチャ。
好戦的な選手が多く、2022年新人王Sフェザー級中日本王者の山辺蓮選手は5勝全てがKO。
抜群の切れ味を持つ山辺選手が3150FIGHTに参戦したら面白い事になると思います。
出場選手情報
- 3150 FIGHT SURVIVALvol.3のメインに登場 中村祐斗(3150FIGHT SURVAIVAL vol.3、3150FIGHT SURVAIVAL vol.4)
- 北田章太と対戦の後藤宙(3150FIGHT SURVAIVAL vol.3)
一力ボクシングジム(東京都墨田区)
関東のジムからの参戦はまだ少ない3150FIGHTに一力ジムから越川孝紀選手が出場。
一力ジムは栗原慶太選手や近藤明広選手らのチャンピオン経験者を筆頭に、中川麦茶選手やボクサーの移籍問題に風穴を開けた斉藤司選手らが在籍しています。
一力ジムには現在名将田中栄民トレーナーもいて、意外と話題性のあるジムです。
出場選手情報
- 連敗脱出を目指す越川孝紀(3150FIGHT SURVAIVAL vol.2)
- 和氣の弟分山下賢哉と対戦の中川麦茶(3150FIGHT vol.4、3150FIGHT vol.5)
- 伴流ジムから移籍して再び輝くか!?帝尊康輝(3150FIGHT SURVIVAL vol.5)
Wozジム(京都市西京区)
京都にあるWozジムはかつては大森将平、徳永幸太といったトップ選手がいましたが、最近は4回戦の選手が数名所属という状態。
ジムは広くて練習環境的には良さそうですが、プロの育成は大変だし儲からないし、一般会員に力を入れた方が良いこともありますからね。
2022年にジムをリニューアルさせていますし、経営的には上手くいっているようです。
出場選手情報
- 初勝利が話題となった山田定幸(3150FIGHT SURVAIVAL vol.4)
- 新人王トーナメント予選で参戦の宇都優大(3150FIGHT SURVIVAL vol.5)
江見ジム(岡山県津山市)
江見ジムは岡山県津山市にあるボクシングジム。
2023年4月時点でボクシングモバイルで確認できる現役選手は8名と結構多い。
勿論その中で実際に活動している選手はもう少し少ないでしょうが。
出場選手情報
- ブルドーザー相手に定年前のラストファイト 奄美隼斗(3150FIGHT SURVAIVAL vol.4)
SFマキジム(京都府乙訓郡)
かつては堀川謙一選手も所属していたSFマキジム。
SFマキジムからは3150ファイト vol.0の時から伊集院嵐選手が参戦。
出場選手情報
- ふなっしーのデビュー戦相手伊集院嵐(3150ファイト vol.0、3150FIGHT SURVAIVAL vol.1、3150FIGHT SURVAIVAL vol.3、3150FIGHT SURVAIVAL vol.4)
エディタウンゼントジム(大阪府高槻市)
エディタウンゼントジムはプロでバリバリ活躍する選手が多いジムとは言えないですが、2020年度の新人王トーナメントでは福田星河選手が西軍代表戦を制しました。
全日本では3150FIGHTプロモート契約選手第1号の奈良井選手に敗れていますが、若手の選手中心のジム。
3150FIGHTのようなプラットフォームが軌道に乗ればこうしたジムからも移籍せずに活躍する選手が出てくるかもしれません。
出場選手情報
- まだまだこれから高校生ボクサー阪口莉玖斗(3150FIGHT SURVAIVAL vol.1)
折尾ボクシングジム(福岡県北九州市)
北九州の折尾ボクシングからはベジータ石川選手を筆頭に3150FIGHT vol.2で折尾軍団が参戦しました。
北九州にはHKスポーツジムの若手選手を筆頭に将来有望な選手が多く在籍。
北九州のジムからの継続的な参戦を希望しています。
出場選手情報
- 3150FIGHTの歴史に名を刻んだベジータ石川(3150FIGHT vol.2、3150FIGHT SURVAIVAL vol.1)
- 宮崎選手をピンチに追い込んだ栄拓海(3150FIGHT vol.2)
- デビュー戦でヒロキングに敗れた日高飛佑佳(3150FIGHT vol.2)
- 気持ちの強さがピカイチだった𠮷田拓也(3150FIGHT vol.2)
- 6年振りの復帰加藤亜礼史(3150FIGHT SURVAIVAL vol.2)
- ベジータ石川がヒロキングに送った刺客、薮吹リョー(3150FIGHT vol.4)
オールジム(大阪府松原市)
オールジムは3150FIGHT vol.3で大沢宏晋選手と高橋良季選手が出場。
大沢選手という看板選手がジョー・サンティシマ選手に敗れて引退を表明しましたが、浅海勝太選手、徳山洋輝選手と2戦続けてランカーを撃破して勢いに乗っている岩﨑圭祐選手が3150FIGHT SURVIVAL vol.3に出場します。
出場選手情報
- 重たいパンチでマジスカ小坂を完封 高橋良季(3150FIGHT vol.3)
- ジョーサンティシマに敗れ引退表明の大沢宏晋(3150FIGHT vol.3、3150FIGHT vol.4)
- 火消しボクサーとしてピックアップ岩﨑圭祐(3150FIGHT SURVIVAL vol.3、3150FIGHT SURVAIVAL vol.4、3150FIGHT SURVIVAL vol.6)
- サバイバルでデビュー木津西恵斗(3150FIGHT SURVIVAL vol.6)
蟹江ジム(愛知県海部郡蟹江町)
愛知県の蟹江ジムは3150FIGHT SURVAIVAL vol.2で初参戦。
西日本、西部日本、東日本に続き中日本でも3150FIGHTが勢力を拡大していきそうな予感を感じます。
蟹江ジムの近藤冬真選手は大橋ジム期待期待の中垣龍汰朗選手相手に優勢な内容で試合を進めた事で一気に注目度を上げました。
蟹江ジム所属の新人王トーナメントミニマム級で中日本を制した宮澤蓮斗選手も若くて良い選手です。
出場選手情報
- 竹嶋宏心とサバイバルマッチの干場悟(3150FIGHT SURVAIVAL vol.2)
- 宮崎選手を窮地に追い込んだ近藤冬真(3150FIGHT SURVAIVAL vol.2)
熊谷コサカジム(埼玉県熊谷市)
2022年の熊谷コサカジムは日本ボクシング界に2つの大きな話題を提供しました。
- 加藤寿選手が37歳の誕生日前日に奇跡のランカー撃破による定年延長。
- ナイスアフロ長谷川優太選手が全日本新人王決定戦に出場。
特に加藤選手のランカー撃破は日本ボクシング界の37歳定年制度の妥当性に改めて目を向ける契機となりました。
>>【賛成?反対?】プロボクサー定年延長のメリット・デメリット
アフロ頭に地下足袋が個性的な長谷川優太選手も今後サバイバルのリングに上がる事を期待。
出場選手情報
奇跡の定年延長から王座決定戦へ加藤寿(3150FIGHT SURVAIVAL vol.4)
倉敷守安ジム(岡山県倉敷市)
日本フライ級チャンピオンのユーリ阿久井政悟選手を擁する倉敷守安ジムからも3150FIGHT vol.3に選手が出場しました。
中々チャンスのない地方ジムにてチャンピオンを抱えているジム。
今後3150FIGHTにユーリ阿久井政悟選手の参戦があるのかと深読みをしてしまいます。
出場選手情報
- ピンチヒッター朝倉選手に判定勝利 中原博斗(3150FIGHT vol.3)
- 元ユース王者技巧派ボクサー神崎靖浩(3150FIGHT SURVAIVAL vol.4)
黒崎KANAOジム(福岡県北九州)
折尾ジムより先に北九州から3150FIGHTに参戦した黒崎KANAOジム。
3150ファイトvol.1でブルドーザーこと北田章太選手にTKO勝利を収めた小島弘斗選手なんか良い選手でしたが、その後試合はしていないようです。
出場選手情報
- ふなっしー初勝利の相手白水勇馬(3150ファイトvol.1)
- 3150ファイトクラブのブルドーザーを粉砕した児島弘斗(3150ファイトvol.1)
黒潮ジム(高知県)
高知県唯一のボクシングジムである黒潮ジムの福永宇宙選手は3150FIGHTに出場して大ブレイク。
福永選手が熱いファイトを見せたからか、入会希望者が増えているそうです。
地方ジムの選手が3150FIGHTという大舞台でブレイクし、地方でのボクシング熱を上げる。
選手が活躍し、応援者が増え、選手志望も増え、また更に応援者が増え、地方からボクシングを盛り上げたいという3150FIGHTの典型的な成功事例と呼べる現象が起きています。
出場選手情報
- 3150FIGHTで大ブレイク福永宇宙(3150FIGHT vol.3)
KWORLD3ジム(大阪市西成区)
3150FIGHTというプラットフォームが生まれるきっかけとなったのがこのKWORLD3ジム(旧名3150ファイトクラブ)。
亀田史郎氏のYouTubeチャンネルの企画(3150ファイトクラブ)からプロ加盟ジムとなり、但馬ミツロ選手を看板選手として、3150ファイトクラブの卒業生が中心となって高い勝率で勝ちまくっているジムです。
3150FIGHTのストーリーを描いていく上では最も外せないジムと言えます。
KWORLD3ジムについては紹介する選手が多すぎるので詳しい選手情報は以下の記事をご参照ください。
上記記事は3150FIGHTの盛り上がりに合わせてアクセスを増やし、2023年1月時点でこの1記事で2万以上のアクセス数を集めています。
torajiroブログで1記事でこんなにアクセスが集まることはないので(涙)、いかに3150FIGHTが盛り上がって来ているのかがこの現象から分かります。
この盛り上がる3150FIGHTを存分に楽しめるのはABEMAしかありません。
>>ABEMAの公式サイトはこちらから西遠ジム(静岡県浜松市)
3150FIGHTが今のような大きな興行になる前、コロナ禍もあって無観客で開催して大赤字を出した3150ファイト vol.0。
厳しい船出を象徴する興行に西遠ジムから選手が出場しました。
西遠ジムは静岡で自主興行を開催して頑張っているジムです。
出場選手情報
- 陶芸家ボクサー川合絢也(3150ファイト vol.0)→2022新人王トーナメント中日本優勝
SUN-RISEジム(兵庫県神戸市)
真正ジムが移転した際に残った場所で江藤日出典氏を代表にスタートしたジム。
代表選手は小坂兄弟のフライ級ランカー小坂駿選手。
出場選手情報
- 朝倉雅也に最後追い上げた長尾太我(3150FIGHT vol.2)
志誠ジム(東京都目黒区)
井岡一翔選手も所属している少数精鋭エリート集団の志誠ジムからもWBOアジアパシフィックSフェザー級王者の木村吉光選手が参戦。
力石政法選手とベルトを賭けて2023年1月6日に戦います。
3150FIGHT発足当初はこうした大手ジムとの絡みはどうなってくるかと懸念しておりましたが、多くのジムと協力関係を築けているからこそ、こうした注目カードが実現できていると考えられます。
- 力石政法とベルトを賭けて戦うイケメンハードヒッター木村吉光(3150FIGHT vol.4)
湘南龍拳ジム(神奈川県平塚市)
2020年にプロ協会に加盟したまだ新しいジム。
プロ選手は少ないですが五十嵐春輝選手が2022年東日本新人王トーナメントで優勝。
ジムは新しくお洒落で綺麗です。
出場選手情報
- マジスカ小坂にKO負けの林慶太(3150FIGHT SURVIVAL vol.0)
神拳阪神ジム(兵庫県尼崎市)
陽光アダチジムと同じく3150ファイトvol.0からの常連である神拳阪神ジム。
まだキーになる選手は現れていませんが、神拳阪神には期待のホープ花田歩夢選手もいます。
→そしてこの花田選手が満を持して3150FIGHT vol.4に参戦決定!!
出場選手情報
- 3150ファイトvol.0で8年振りにリングに上がった植木航大(3150ファイト vol.0)
- アディオスのデビュー戦を務めた駒井健太は定年引退(3150ファイト vol.0)
- KWORLD3のサモアと2連戦の加藤匠(3150FIGHT SURVIVAL Vol.0)
- 名前に注目横山空海(3150FIGHT SURVAIVAL vol.2)
- 3150FIGHTでデビュー斉木裕治(3150FIGHT SURVAIVAL vol.3)
- 期待のホープ花田歩夢(3150FIGHT vol.4)
真正ボクシングジム(兵庫県神戸市)
西の超名門真正ボクシングジムも遂に3150FIGHTに参戦。
坂選手が所持していたSフェザー級の日本タイトルに挑戦した原優奈選手は見事タイトル奪取。
今後も原選手が3150FIGHTのリングに上がるかどうかは微妙なところでしょう。
もし帝拳ジムの波田大和選手が挑戦者決定戦で原選手に勝っていたらどうなっていたんだろう。
帝拳ジムの選手は流石に3150FIGHTの興行には出ないのかな。
出場選手
破天荒天才肌ボクサー原優奈(3150FIGHT SURVAIVAL vol.4)
JM加古川拳ジム(兵庫県加古川市)
JM加古川拳ジムの選手は表現は悪いですが「かませ犬」的な扱いでリングに上がることが多い。
ただその中でも湊義生選手のような強くて華のある選手や、西日本新人王でLフライ級で優勝候補の宮地 龍喜選手を破った松江琉翔選手のような若くて良い選手が出てきています。
出場選手情報
- 3150FIGHTの申し子、朝倉雅也と対戦の水田祐生(3150ファイト vol.1)
- 初勝利を手にした嶋田来生輝(3150FIGHT SURVAIVAL vol.3)
- 新人王トーナメント予選で参戦のハンマー・ゴリラ(3150FIGHT SURVIVAL vol.5)
JB SPORTSジム(東京都足立区)
言わずと知れた「はじめの一歩」の作者、森川ジョージさんが会長のジム。
とにかく練習が厳しい事で有名なジムですが、その中で実力もスター性も兼ね備えた選手がここ最近次々に出てきている点が注目です。
3150FIGHT vol.3に出場した山下賢哉選手は序盤から判定が続いて若干盛り上がりに欠けていた興行を一気に盛り上げてその後の大爆発に繋げました。
試合前の煽り動画での喋りも流暢で素のヤンキー感満載。
リングインする福永選手を出迎える見せ場も作り、試合も大盛り上がり。
続く3150FIGHT SURVAIVAL vol.1に出場したゾンビファイター田村亮一選手も、対戦相手が待ちのスタイルで盛り上がりに欠けると察してか、ロイジョーンズJrのマネを入れて盛り上げてみたり、常にお客を意識しながら最高のパフォーマンスを見せようとする姿勢がJBスポーツの選手達からは感じられます。
JBスポーツジムは3150FIGHTが関東に進出する上でも重要なキーになるジム。
新人王トーナメントに勝ち上がっているバトルサイボーグ岩本星弥選手や、リアル幕之内一歩 星野凌選手も今後注目の選手達です。
>>2022新人王Sフェザー級の推しは中日本の山辺蓮と東日本の岩本星弥
山下賢哉選手は3150FIGHT vol.3での盛り上げを評価されてか、vol.4にも出場決定。
古口ジム時代の兄貴分和氣慎吾選手を破った中川麦茶選手を相手にリベンジマッチに望みます。
出場選手情報
- 最強のエンターテイナー山下賢哉(3150FIGHT vol.3、3150FIGHT vol.4)
- 3150FIGHTでロイジョーンズを魅せた 田村亮一(3150FIGHT SURVAIVAL vol.1)
- 火消しボクサーと引き分けた氣志團ボクサー今川未徠(3150FIGHT SURVAIVAL vol.4)
スパイダー根本ジム(埼玉県川口市)
歴史がありそうで実は結構新しいスパイダー根本ジム。
プロ選手はかなり少ないですが何故かこのジムからヘビー級で注目の高山秀峰選手が現れました。
3150FIGHTがなければ対戦相手不在ですぐにボクシングは辞めていたかも知れません。
ヘビー級離れしたスピードはとても魅力的で大化けする予感を秘めています(ボクシングを続ければ)。
出場選手情報
- ヘビー級期待のボクサー高山秀峰(3150FIGHT vol.3、3150FIGHT SURVAIVAL vol.3)
- パンチ力が魅力の芝野浩記(3150FIGHT vol.4)
- 藤崎美樹と対戦の服部壮志(3150FIGHT SURVIVAL vol.6)
T&Tスポーツジム(神奈川県厚木市)
神奈川県厚木市と都心からはやや外れたところにあるも結構な選手を抱えているT&Tジム。
看板選手だった定常育郎選手がタイトルマッチでの計量失敗による戦線離脱で現在ジム内の日本ランカーは一道宏選手のみ。
このハードパンチャーの一道選手が3150FIGHTで奈良井選手と対戦。
センス溢れまだ若い定常選手が再起してくれることを願います。
出場選手情報
- 無敗のハードパンチャー一道宏(3150FIGHT vol.4)
天熊丸木ジム(名古屋市西区)
このジムの名前を聞いて多くのボクシングファンが思い出す選手と言えば故、石井広三氏。
WBA世界スーパーバンタム級王者のネストール・ガルサに挑戦した試合が年間最高試合にも選ばれた熱いハートの中日本を代表する選手でした。
今は選手が殆どおらず、プロの育成という面では苦戦しているかもしれませんが、対人恐怖症ボクサーという一風変わった選手がNHKでも紹介され、3150FIGHTのリングにも上がりました。
出場選手情報
- 対人恐怖症ボクサーRYOこと小川椋也が参戦(3150FIGHT SURVAIVAL vol.1)
仲里ジム(大阪市大正区)
仲里ジムの看板ボクサー坂晃典選手が3150FIGHT SURVAIVAL vol.1で魂の戦いを見せて興行を盛り上げました。
SURVAIVALではなく3150FIGHTだったらもっと注目されたのではと「勿体無い」という気持ちになったのは自分だけではないはず。
仲里ジムからは坂選手以前から清水新選手が3150FIGHTに参戦しています。
出場選手情報
- ふなっしーの新人王トーナメント初戦相手 清水新(3150FIGHT vol.2、3150FIGHT SURVAIVAL vol.3)
- メインで大熱戦を演じた坂晃典(3150FIGHT SURVAIVAL vol.1、3150FIGHT SURVAIVAL vol.4)
- 新人王トーナメント予選で参戦の冨永一希(3150FIGHT SURVIVAL vol.5)
- 新人王トーナメント予選で参戦の久高秀悟(3150FIGHT SURVIVAL vol.5)
博多協栄ボクシングジム(福岡県福岡市)
帝尊康輝選手相手に金星をゲットした京原和輝選手が勝ち頭の博多協栄ボクシングジム。
福岡のジムは若手ボクサーの育成にどこも力を入れていますが、博多協栄ボクシングジムもJCLから多くの選手を育成しているジム。
アマチュアで活躍してプロデビューした栗栖陸生選手が今後看板選手として成長していく事でしょう。
出場選手情報
- トリッキーなスタイルに華がある栗栖陸生(3150FIGHT SURVIVAL vol.5)
浜松堀内ジム(静岡県浜松市)
静岡県にある浜松堀内ジム。
地方ジムのため所属選手は決して多くないですが、兄弟ボクサーの松岡陸、松岡蓮選手は現在弟の陸選手が2022年の新人王トーナメントでも勝ち上がっており、中々の実力者です。
3150FIGHTにはお兄さんの松岡蓮選手が出場の予定。
出場選手情報
- 兄弟ボクサー松岡蓮(3150FIGHT SURVAIVAL vol.2)
ハラダジム(大阪府住之江区)
ハラダジムは2022年の新人王トーナメントでも実力のある選手を多く出しており、若手ボクサーを中心に注目のジムです。亀田三兄弟の従兄弟、亀田京之介選手が所属しているのもこのハラダジムです。
出場選手情報
- まさかの黒星 野口海音(3150 FIGHT vol.3)→2022新人王トーナメント西日本優勝
姫路木下ジム(兵庫県姫路市)
姫路木下ジムと言えば対戦した八巻裕一選手のリング禍を乗り越えてリングに上がり続けるライトフライ級ランカーの大内淳雅選手。
岩田翔吉選手との日本タイトルマッチに敗れ去就はわかりませんが、大内選手に大きな舞台で試合をして欲しいという希望はあります。
出場選手情報
- トカゲのデビュー戦相手 三浦智弥(3150FIGHT SURVIVAL vol.0)
ビッグアームジム(広島県呉市)
広島県呉市唯一のボクシングジム。無観客開催の厳しい船出となった3150ファイト vol.0で亀田和毅選手からまさかのダウンを奪い、この興行を一番盛り上げたのはビッグアーム所属の三宅寛典選手でした。
出場選手情報
- 亀田和毅からダウンを奪った三宅寛典(3150ファイト vol.0)
FUKUOKAジム(福岡県福津市)
玄海のリュウこと元WBC世界フェザー級チャンピオン越本隆志氏が代表を務めるジム。
越本さんの世界タイトル奪取は判定に物議もありましたが感動的でした。
元日本フェザー級チャンピオンの大之伸くま選手も好きなボクサーの一人でした。
現在FUKUOKAジムは若手ボクサーの躍進が目覚ましく、プロデビュー前のJCLの選手もたくさん抱えています。
出場選手情報
- ふなっしーと対戦の末吉史明(3150FIGHT SURVIVAL vol.5)
フュチュールジム(京都府京都市)
選手の多くが4回戦の若手ボクサー中心のフュチュールジム。
3150FIGHTとは別の興行で、3150ファイトクラブ卒業生のバルボアこと上江洲タケシ選手を倒した仲野玲選手は将来のチャンピオン候補。
高校アマチャンプの実績を仲野選手は対戦相手を探すのも難航しそうなので是非3150FIGHTのリングに上がってもらいたい選手です。
出場選手情報
- KWORLD3期待の三好竜太と引き分けた池田拓輝(3150FIGHT vol.2)
本田フィットネスジム(熊本県熊本市)
熊本にある本田フィットネスジムからも2選手が3150FIGHTに参戦。
現在注目選手は不在ですが、過去にはミニマム級の世界チャンピオン福原辰弥選手もいたジムです。
3150FIGHT SURVIVALが今後地方からの人材発掘的な意味合いも持つ興行になっていけばこうしたジムからも活躍する選手が出てきそうです。
出場選手情報
- サモアのデビュー戦相手 宮本時代(3150ファイトvol.1)
- アディオスの初白星相手 深川隼人(3150ファイトvol.1)
升田ボクシングジム(愛媛県松山市)
升田ジムは若手のホープや個性的な選手が多くて僕のブログでも所属選手を紹介する機会が多いジム。
升田会長のYouTubeチャンネルは勉強になるのでチャンネル登録しています。
こんなジムでボクシングやってみたかったなぁと思うジムです。
出場選手情報
- 豪快なフックに注目!西条葵(3150FIGHT SURVIVAL vol.6)
ミサイル工藤スポーツジム(大分県大分市)
大分県にあるミサイル工藤ジムからは寺次孝有希選手が宮崎選手の復帰戦の相手を務めました。
現在殆どプロ選手がいない状態ですが、一般の会費が9,000円とボクシングジムとしては安く設定されております。
出場選手情報
- 宮崎選手の復帰戦相手寺次孝有希(3150ファイトvol.1)
ミツキボクシングジム(大阪府堺市)
ミツキボクシングジムからは3150FIGHT SURVIVAL Vol.0,vol.1と連続して選手が参戦。
看板選手のライトフライ級の冨田大樹選手は日本タイトルマッチが決定しています。
出場選手情報
- 双子大工ボクサー田尻をKOした宮地龍喜(3150FIGHT SURVIVAL Vol.0)
- 定年引退を賭けた横川聡也(3150FIGHT SURVAIVAL vol.1)
緑ジム(愛知県名古屋市)
3150FIGHTが初期からサポートしている力石政法選手の他、現在KWORLD3ジムに所属している但馬ミツロ選手や竹嶋宏心選手が所属していたジムでもあります。
緑ジムの松尾会長は亀田ファウンダーの事を以前から高く評価しているので今後も協力関係を続けていくと思われます。
3150FIGHTがプロモートする前の力石選手は試合が決まらずやや腐っている印象でしたが、今はチャンピオンとなって風格が出てきました。
緑ジムは力石選手の他にも元世界チャンピオンで力石選手の兄であるカリスマ矢吹正道選手や、テルのび太選手、溝越斗夢選手ら個性派のボクサーが多いジムで、最近ジムとしての勝率がとても高い点も注目です。
出場選手情報
- 3150FIGHTで開花した力石政法(3150ファイトvol.1、3150 FIGHT vol.3)
ミナノジム(岩手県盛岡市)
ミナノジムは現在プロボクサーは1名の地方ジム。
こうした地方のジムから3150FIGHTのリングに出場する事自体が地域の活性化に繋がるのかなと思います。
サバイバルのリングに定期的にこうしたジムの選手も上がる機会があれば良いのですが、サバイバルもあっという間に大きな興行になったので中々チャンスはないのかな。
出場選手情報
- アマチュアキャリア豊富な宮川選手に果敢に挑んだ中村嵩史(3150FIGHT SURVAIVAL vol.4)
六島ジム(大阪市住吉区)
西の少数精鋭集団六島ジムも3150FIGHT SURVIVAL vol.0に参戦。
六島ジムは自主興行もありますし、3150FIGHTに継続的に参戦する可能性は少ないでしょうが、トップ選手が非常に多いジムなので3150FIGHTでタイトルマッチも頻繁に開催されるようになっていったら関わる選手も増えてくるのではないでしょうか。
ちなみに35歳遅咲きデビューボクサーのポジティブ太郎選手は話題性的にはありだと思います。
名前のイメージと違い技巧派ですが。
出場選手情報
- 無冠の帝王竹嶋宏心に勝利 山﨑海斗(3150FIGHT SURVIVAL vol.0)
- 世界は近い!パーフェクトボクサー西田凌佑(3150FIGHT SURVAIVAL vol.4)
YuKOフィットネスボクシングジム(福岡県福岡市)
女子ボクサー中心で世界チャンピオンの黒木優子選手も所属するジム。
女性中心のジムらしく、ウェブサイトもピンクテイストで可愛らしい印象です。
ちなみにスタッフには元世界ランカーの金田淳一朗氏もおります。
最近デビューした古川のどか選手はアマチュア経験もあってかなり良い選手です。
出場選手情報
- KWORLD3の緒方汐音と対戦の葉月さな(3150FIGHT SURVAIVAL vol.3)
陽光アダチボクシングジム(大阪市東成区)
無観客で行われた3150ファイトvol.0の時から多くの選手を3150FIGHTに送り込んでいるのが陽光アダチジム。
特に朝倉雅也選手はデビューから全ての試合が3150FIGHT。今や3150FIGHTに欠かせない存在となっています。→朝倉選手は残念ながらボクサー引退。
出場選手情報
- 3150FIGHTの申し子、朝倉雅也(3150FIGHT vol.1、3150FIGHT vol.2、3150FIGHT vol.3、3150FIGHT SURVAIVAL vol.2)
- ヒロキングのデビュー戦相手ベイリー・アーロン・テオ(3150FIGHT vol.1、3150FIGHT SURVAIVAL vol.1)
- 3150ファイトvol.0でデビューした伊良皆真夢(3150ファイト vol.0)
- 力石政法と対戦したベテランロリ・ガスカ(3150ファイト vol.1)
琉球ボクシングジム(沖縄県中頭郡)
かつて世界チャンピオンの平仲明信氏が所属していたジム。
近年は殆どプロボクサーを排出していませんが、初代日本女子フライ級王者の池本夢実選手が所属しています。
回転力があって良い選手。
出場選手情報
- 緒方汐音とサバイバルマッチの池本夢実(3150FIGHT SURVIVAL vol.5)
ワイルドビートジム(大阪府豊中市)
ワイルドビートジムは大阪のジムですが所属する選手自体が少ないので今後も3150FIGHTに参戦する選手が出てくるかは微妙。
豊中選手はSNSを使って自らKWORLD3ジムの三好選手に対戦オファーを出したというから度胸あります。
出場選手情報
- 自ら対戦オファーを出した豊中勇左(3150FIGHT SURVIVAL vol.1、3150FIGHT SURVIVAL vol.6)
ワタナベジム(東京都品川区)
ワタナベジムはおそらく日本一ボクサーの多いジム。
自主興行のある最大手ジムであるワタナベジムからの参戦は多少の驚きはありましたが、渡辺均会長は昔から亀田家をサポートするスタンスだったのでそこまでの違和感はありませんでした。
千本瑞規選手の参戦に続き他のワタナベジムの選手達も3150FIGHTの興行に出る事になるのでしょうか。
WBOミニマム級チャンピオンの谷口将隆選手であったり、これから世界戦線に勝負を挑む熊本出身の重岡銀次朗、重岡優大兄弟の参戦も有り得なくはないと考えています。
↓
あり得なくは無いとは書きましたが、谷口選手と重岡銀次朗選手の2人同時はまずあり得ないと思っていました。ダブル世界タイトルマッチが決まり本当に驚いています。
出場選手情報
- 次は3150FIGHTで世界戦?千本瑞規(3150FIGHT SURVIVAL vol.1)
- マタドール兼超がつく人格者谷口将隆(3150FIGHT vol.4)
- 油断しないから無敗の男、重岡銀次朗(3150FIGHT vol.4、3150FIGHT vol.5)
- 生物としての強さを感じる重岡優大(3150FIGHT vol.5)
- 佐々木尽とも引き分けた強打者関根幸太朗(3150FIGHT vol.5)
- 強敵相手の連戦が続く吉田京太郎(3150FIGHT SURVAIVAL vol.4、3150FIGHT SURVIVAL vol.6)
まとめ
2023年5月現在、3150FIGHTの興行に選手を派遣したジムは合計すると51ジム(多分)。
厳しい船出だった3150ファイト vol.0からあっという間にここまで来ました。
ジムの一覧を見て分かる通り、参加したジムの多くは自主興行を中々打てない地方の小さなジム。
大手ジムの興行と差別化を図りつつここまで3150FIGHTは成長してきました。
今後はタイトルマッチに関わる事も増え、興行主同士の争いも増えてくるかもしれませんが、そうしたプロモーター間の競争もボクシング人気の復活には欠かせない要素だと思います。
くれぐれもプロモーター同士で揉めてタイトルマッチに支障が出るようなことだけはないことを祈ります。
競争の中で潰し合うのではなく、そこからより良い興行が生まれていくことを切に願っております。
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