ペイパービューについての疑問
- 最近良く聞くペイパービューって何?
- どうやって視聴出来るの?
- 高いけどお得な視聴方法ないの?
- 格闘技だとどんな試合がペイパービューになる?
数年前まで日本では殆ど耳にする事のなかったペイパービュー(PPV)視聴。
日本もいつかはペイパービューが主流になる時が来る来ると言われ続け、ついにその時代が到来。
昔はテレビで無料で見れたのになぁ。。
という悲しい気持ちもありますが、ペイパービューによる収入が見込める事で実現困難だったビッグマッチが開催出来るといったメリットもあります。
特にABEMAでは様々な格闘技のビッグマッチがペイパービューで視聴出来ます。
この記事ではまだまだ一般的とは言えないペイパービューの仕組みとABEMAでの購入方法に簡単に触れ、ABEMAペイパービューで配信される格闘技イベントを紹介します。
短期間にどんどん値上げが進むPPV。
格闘技は富裕層か相当コアなファンが楽しむコンテンツとなっていくのでしょうか!?
そもそもペイパービュー(PPV)って何??
ペイパービュー(PPV)とは有料コンテンツを視聴するためにコンテンツ単位で料金を払って視聴するシステムの事を言います。
月額を払えば見放題になるサービスと異なり、コンテンツ単位で購入する必要があるので、本当にそのコンテンツを観たいという人だけがお金を払い視聴します。
1コンテンツに対して数千円単位のお金を払う事になるので視聴するのは相当コアなファン。
ペイパービューだと視聴する人がコアなファンに限られるというデメリットはありますが、視聴料が収入として入ってくることで選手に多くのファイトマネーが支払えるというメリットもあります。
ABEMAのPPV購入方法
ABEMAでペイパービューを購入するにはABEMAコインを購入する方法が主でしたが、段々とABEMAコインを経由する必要がなくなってきました。
視聴したいコンテンツがABEMAコインが必要なペイパービューの場合は以下のように【ABEMAコインでの購入が必要】と表示されます↓
あとは【購入する】を選び、
【不足コインを追加する】を選んで支払い情報を入力して【コインの購入を確定する】を選べば購入完了。
支払い情報は一度登録すれば次からは省略されるので、実質3回のクリックのみで購入完了。
1コイン1.2円換算で、コンテンツによってはABEMAプレミアムに加入していると購入価格が20%オフになります。
視聴したいペイパービューがある場合には先にABEMAプレミアム(月額960円)に加入しておいた方がお得な場合が多いですが、徐々にこのプレミアム割引がなくなってきました(涙)。
ペイパービューは3,000円台〜5,000円台が相場。
ABEMAプレミアム会員の20%割引があるペイパービューを複数購入するのであればプレミアムに加入しておいた方がお得です。
例えば僕の場合、2023年2月はプロレスラー武藤敬司選手のラストファイトとBreakingDown7の視聴で計1,668円の割引となりABEMAプレミアムの960円を払っても708円分得する事に。
通常価格 | ABEMAプレミアム 会員価格 | 差額 | |
武藤敬司引退試合 | 4,992円 | 3,984円 | -1,008円 |
BREAKINGDOWN7 | 3,300円 | 2,640円 | -660円 |
色んな格闘技が大好きでペイパービュー購入が多い人にとっては20%割引のあるABEMAプレミアムは必須のサービスと言えましたが、このプレミアム割引も新規入会者に限るケースが増えてきてお得感は下がってきました。
まだABEMAプレミアムに未加入の方は加入のタイミングを良く考えた方が良いでしょう。
ABEMAのPPVで配信された格闘技イベントと値段
ABEMAではこれまで様々な格闘イベントをペイパービュー形式で配信してきました。
以下でこれまでにペイパービューで配信されたものと今後配信予定の格闘技イベントを紹介しますので、ABEMAプレミアム に加入するタイミングを考える上での参考にしてください。THE MATCH2022
コイン | 値段 | |
通常価格 | 4,580コイン | 5,496円 |
ABEMAプレミアム | 3,660コイン | 4,392円 |
那須川天心選手と武尊選手の世紀の一戦が行われたTHE MATCH2022はペイパービューも4,580コイン(5,496円相当)とやや高めでした。
まだこの時は僕もペイパービューに慣れておらず、うっかりスマホから購入してしまい、アプリの手数料が上乗せされるという失態を犯しました。
アプリを経由してペイパービューを購入すると数百円単位の手数料が上乗せされますのでくれぐれもご注意ください!!
またいつこんなお化け興行が開催されるか分かりませんが、THE MATCHは近所のお父さんや子供も招待して観戦し、とても楽しい思い出が出来ました。
RISEとK-1で再び対抗戦という話もあるので今後に目が離せません。
ONE Championship
ABEMAではONE Championshipの試合も配信されています。
ONEは興行によって無料視聴可能なものもありますが、青木真也選手と秋山成勲選手の因縁の対決が組まれた興行はペイパービューで4,500円相当でした。
コイン | 値段 | |
通常価格 | 3,750コイン | 4,500円 |
ABEMAプレミアム | 3,000コイン | 3,600円 |
無料視聴でファンを増やし、こういう大きな興行の時にペイパービュー。
- 新規のファン獲得に向けた無料配信。
- マネタイズに繋げるペイパービュー。
車の両輪みたいな感じですね。
ビッグマッチはあっけない幕切になる事も多い中、青木 VS 秋山は大逆転の衝撃の結末で正に死闘と言える一戦となりました。
RIZIN
2022年の大晦日に開催されたRIZIN VS BELLATORの対抗戦はABEMAでもペイパービュー配信されました。
コイン | 値段 | |
通常価格 | 4,000コイン | 4,800円 |
ABEMAプレミアム | 3,600コイン | 4,320円 |
大晦日は家族で実家に帰り紅白を見ていたのでこの時は購入を断念しました。
2023年に入りRIZINのPPV価格は若干上がり、4,000コインから4,160コインが通常価格となっています。
200円弱の値上がりですが、こんな感じで徐々に値上がりしていくようですと体力削られますね。。
PXB(フェニックスバトル)
井上尚弥選手の世界戦も一度ペイパービューが導入された時がありました。
その時の金額は以下。
コイン | 値段 | |
通常価格 | 3,300コイン | 3,960円 |
ABEMAプレミアム | 2,630コイン | 3,156円 |
この時は井上尚弥というビッグネームでしたので有料でしたが、普段のフェニックスバトルはABEMAプレミアムで0円視聴可能です。
ただ、フェニックスバトルだけでしたら今後はLeminoで無料視聴出来てしまうのでABEMAプレミアムに加入する必然性はないです。
WRESTLE KINGDOM
ABEMAでは新日本プロレスとノアの試合もそれぞれ無料で視聴出来ます。
新日本VSノアのイベントが行われたのは2023年1月21日(土)。
対抗戦という大きなイベントだったのでペイパービューとなりましたが価格設定はやや抑え目でした。
コイン | 値段 | |
通常価格 | 2,640コイン | 3,168円 |
ABEMAプレミアム | 2,400コイン | 2,880円 |
この時のメインで拳王と戦った内藤哲也が武藤敬司の最後の相手に指名。
オカダ・カズチカVS清宮海斗のタッグ戦はノーコンテストとなり武藤敬司引退試合の前座で直接対決。
プロレスはこういった興行から興行に繋がっていくストーリーが魅力的です。
武藤敬司引退試合 プロレス ”ラスト” LOVE~HOLD OUT~
武藤敬司選手のラストファイトが開催されたのは2023年2月21日(火)。
価格設定は以下の通り。
コイン | 値段 | |
通常価格 | 4,160コイン | 4,992円 |
ABEMAプレミアム | 3,320コイン | 3,984円 |
武藤敬司選手の引退試合に先立って行われたグレート・ムタのラストファイトも見応えありました。
昔自分がプロボクサーをやっていた頃、テンション上げたい時にグレート・ムタの入場曲を良く聞いていました。
グレート・ムタは最後まで悪の華でした。
BREAKING DOWN
2023年2月19日(日)に開催されたBREAKING DOWN7の価格設定は以下の通り。
コイン | 値段 | |
通常価格 | 2,750コイン | 3,300円 |
ABEMAプレミアム | 2,200コイン | 2,640円 |
朝倉未来選手プロデュースの1分最強を決める格闘イベントBreakingDownは試合内容と言うよりもオーディションが受けて大ブレイク。
最も面白いはずのオーディション部分は個人的にはちょっと恥ずかしい気持ちになってしまいそこまで入り込めないのですが、試合は延長戦はあるにせよ1分という短時間なのでそこまで勝敗気にせず気軽に見ていられる点が魅力です。
ボクサー上がりのほっそんと山本隆寛選手のコンビや飯田将成選手に頑張ってもらいたい!
BREAKING DOWN8から参戦した渡辺あきのり選手にも注目です。
渡辺選手の破壊力は脅威的なので、ルールに適応出来れば凄い試合をしてくれるでしょう。
BREAKING DOWNも8からはABEMAプレミアムの割引がなくなり、対象期間中の新規入会者のみ1,000円キャッシュバックというシステムになりました。
お得感が無くなったので僕はこれを機に視聴止めました。。
井岡一翔選手世界戦(Lifetime Boxing Fights 15)
井岡一翔選手が進退を懸けてWBAスーパーフライ級王者ジョシュア・フランコ選手とのリマッチに挑む一戦はPPV価格が一気に6,200円まで跳ね上がりました。
更にABEMAプレミアム会員割引も期間中に新規入会した方へのキャッシュバックのみ。
ついでに言うと生観戦のチケットも最安値は7,700円なので会場で観戦するのとも大きく変わらない強気の価格設定となりました。
この価格で購入する人はおそらく相当限られるでしょうが、この価格を見せることで他のPPVを割安に感じさせる作戦かも知れませんね。
この程度の価格差ならチケット買って会場で観戦したお得と判断する方もいるかも知れませんが、16:00開始のこの興行、メインの開始時間は20:00〜20:30予定。
メインも含めて僅か5試合の興行で4時間も何してりゃいいんだか、、
大体こういう間伸びした興行は会場に熱が生まれず神興行とはなりづらいもの。
PPVも高い。会場観戦も待機時間が長い。
どっちを取っても微妙な興行。
これが下手したら井岡選手のラストファイトになってしまうかも知れないのは複雑です。
武尊 復帰戦 Impact In Paris
ABEMAと1億円の専属契約を結んだ武尊選手の復帰戦もPPV。
こちらはABEMAプレミアム会員の割引があるのでプレミアム会員なら4,600円で視聴可能。
値段 | |
通常価格 | 5,800円 |
ABEMAプレミアム | 4,600円 |
武尊選手の試合の方が価格帯によって視聴者が増えるだろうという判断があったのでしょう。
逆にマイナーコンテンツのボクシングは価格が高かろうが安かろうが視聴者数に大きな変化は出ないだろうと踏んだのでしょうか。
井岡一翔選手の6,200円と比べれば安く見えてしまいますね。
まとめ
紹介しきれていないペイパービューもあるかも知れませんが、格闘技全般を愛する人にとってはABEMAは本当に有り難いサービスです。
配信される格闘ジャンルも以下の通りバリエーションに富んでいます。
ABEMAで配信されたペイパー
- THE MATCH2022(キック)
- ONE Championship(キック・総合)
- RIZIN(キック・総合)
- フェニックスバトル(ボクシング)
- Life time boxing(ボクシング)
- WRESTLE KINGDOM(プロレス)
- 武藤敬司引退試合(プロレス)
- BREAKING DOWN(エンタメ?)
自分の場合はこうした格闘技の中でも特にボクシングが好きです。
ABEMAでは亀田興毅氏が立ち上げたボクシング興行の3150FIGHTが盛り上がり、ボクシング専門チャンネルも立ち上がりました。
>>3150ファイトクラブメンバー試合結果まとめと注目の選手
>>なぜABEMAはボクシング専門チャンネルを新設出来たか?
ちょっと前までジリ貧だったボクシングもABEMAのおかげで大いに盛り上がってきています。
3150FIGHTも今は無料視聴可能ですが、ファンが増えてビッグマッチが組まれた時にはペイパービュー視聴になる時も来るのではないかと予想しています。
お金がかかるのは痛いっちゃ痛いですが、大好きなボクシングが盛り上がってくれた結果であれば喜んで購入します。
ABEMAプレミアムも960円は月額550円のDMM TVプレミアム等と比べると高いですが、格闘技ファンにとっては唯一無二のサービスであることは間違いありません。
- ボクシングは井上尚弥だけで良いという方はLemino。
- 格闘技よりアニメと大人の世界?が好きだという方はDMM TVプレミアム。
- 格闘技が大好きであればABEMAプレミアム。
- もしくは少し高いけどU-NEXT。
そんな棲み分けで考えて見ると良いかと思いますが、PPVもこうしてどんどん値段が上がっていくと「あれ?自分そんなに格闘技好きだったっけ??」なんて迷いだす時が来そうな予感も。。