3150FIGHT LUSHBOMU

リマッチに賭ける亀田和毅VSドラミニ戦の不安要素〜スタイルチェンジは難しい!?

torajiro

ボクシングファン歴25年。プロボクサー歴3年。ボクシングブロガー歴2年。一人でも多くのプロボクサーの戦った証をネット上の記事として残していきたいと思いブログを開設。Xも投稿していますのでフォローいただけると嬉しいです。

2024年8月24日(土)に開催される3150✖️LUSHBOMU vol.1にて亀田和毅選手がIBF世界フェザー級指名挑戦者決定戦12回戦に出場。

対戦相手は2023年10月に対戦して敗れているレラト・ドラミニ選手。

和毅選手は前回のドラミニ戦での敗戦後、父である亀田史郎氏の指導を受けてスタイルチェンジをしていると報じられています。

ファイタースタイルにチェンジした亀田和毅選手が次は勝つはず!!

という楽観論もありますが、敢えてこの記事では悲観的に、

torajiro

亀田和毅選手のこれまでの傾向からして再戦に勝つのは難しいのではないか??

と考えるポイントを紹介します。

実力が拮抗した相手にディフェンシブになり過ぎる亀田和毅

ここまでの亀田和毅選手の戦績は45戦41勝(23KO)4敗。

この4敗のうちの1つがレラト・ドラミニ選手に喫したもの。

残りの3敗はいずれも世界王者相手に敗れた試合です。

  • WBC世界Sバンタム級王者だったレイ・バルガスに1敗。
  • WBA世界バンタム級王者だったジェイミー・マクドネルに2敗。

ジェイミー・マクドネル選手はバンタム級時代の井上尚弥選手が1Rで倒した選手ではありますが、あれは井上尚弥選手が相手だったから。

強いチャンピオンだったんです。

レイ・バルガス選手は実力差もかなりあっての完敗でしたが、ジェイミー・マクドネル選手との試合は実力は拮抗。

どちらが勝ってもおかしくない試合でした。

特に1戦目は亀田和毅選手が勝ったとする意見もあったくらいです。

ただ、この当時試合を観ていて強く感じたことが”亀田和毅選手のディフェンシブ過ぎる”という点。

相手が手数を増やしてきた時にガードを固めて打ち終わりを狙うのですが、その時間が長過ぎる。

クリーンヒットは確かにもらっていませんが、手数で負けていてポイントが取れていない。

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あんなに速いジャブを持っているだからもっと軽いパンチを突いていけば良いのに。

というもどかしさはレラト・ドラミニ戦の初戦も同じでした。

再戦に弱い(かも知れない)亀田和毅

ジェイミー・マクドネル戦は1戦目の時は3者共に1ポイント差の僅差の判定負けでした。

1戦目もクリーンヒットはそんなにもらっていなかったし、手数を増やせばリマッチは問題ないだろう。

そう思っていました(ドラミニ選手との再戦前の今と同じ流れ)。

ボクシングモバイルより

しかし蓋を開けてみたら再戦は中差の判定負け。

今度ははっきりと負けてしまいました。

この試合、スタートダッシュは良かったものの、中盤はギアを上げていくマクドネル選手相手に後手に回り単発の強打を返す展開に。

それでも試合後、亀田和毅選手自身は初戦以上に自分が勝ったと思ったといった感想を述べていました。

確かに初戦同様クリーンヒットはもらっていなかったけれど、

亀田和毅選手の攻撃も初戦以上に単発で、初戦以上にディフェンシブに見えました。

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初戦で苦戦したイメージが残っていたため慎重になりすぎたのではないか!?

とこの時思ったことが記憶に残っています。

この試合の印象が非常に強かったので、レラト・ドラミニ選手との初戦も僕は事前予想時点では後手に回るのではないかという点を指摘していました。

亀田京之介は史郎さんのボクシングで勝利したが、、

亀田和毅選手同様に3150FIGHTで塩試合を演じてしまった従兄弟の亀田京之介選手。

2023年8月の中川麦茶戦では散々喧嘩した上でリング上では下がって下がってカウンター戦法を取って叩かれてしまいました。

しかし京之介選手は亀田史郎氏の指導を受け、打ち合うスタイルに変更して再戦に勝利しました。

これだけ見ればスタイルチェンジの成果とも言えますが、この試合はちょっとしたカラクリもあります。

元々フェザー級の亀田京之介選手に対し、中川麦茶選手は一回級下のSバンタム級を主戦場とする選手。

初戦は両者の間を取って56kgの契約ウェイトでしたが、再戦は58kgの契約ウェイトでした

ABEMAより

スタイルチェンジ以外にも亀田京之助選手にとって有利な条件があったわけです。

なので必ずしも亀田史郎氏のスタイルがハマった結果だとも言い切れないのです。

(試合自体は両者気持ちを出し切った素晴らしいものだったのでそこを腐すつもりはありません。)

まとめ:だからこそ亀田和毅が勝利したら凄い!!

以上、亀田和毅選手のドラミニ戦リマッチにおける不安要素を紹介しました。

  • 実力が拮抗した相手だとディフェンシブになる傾向
  • 再戦でより慎重になってしまう傾向
  • 亀田京之助選手の勝利はスタイルチェンジ以外の要因もあった

人間そう簡単には変われないもの。

まして45戦も戦ってキャリアも終盤に差し掛かった亀田和毅選手であれば尚更。

こうした不安要素を払拭して亀田和毅選手が快勝したらそれはめちゃくちゃ凄いこと。

進化に期待していますが、期待し過ぎると落ち込んでしまうかも知れないのでこうやって不安要素を取り上げながらも勝利を祈っています。

試合は2024年8月24日(土)。

会場は大和アリーナでABEMAでの無料配信あり。

今回は人生2度目?の大阪遠征で現地観戦の予定です。

イバラの道を歩んできた亀田和毅選手が日本のリングで大声援に包まれる姿をどうしても観たくなったので現地に行くことにしました。

LUSHBOMUファンの熱く温かい声援が亀田和毅選手を包んでくれることを祈っています。

(頑張れ!!!!)

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