3150FIGHT LUSHBOMU

亀田和毅が浪速の弁慶スタイルでドラミニにリベンジ成功と次戦の課題

torajiro

ボクシングファン歴25年。プロボクサー歴3年。ボクシングブロガー歴2年。一人でも多くのプロボクサーの戦った証をネット上の記事として残していきたいと思いブログを開設。Xも投稿していますのでフォローいただけると嬉しいです。

3150FIGHTとLUSHBOMUが合体した記念すべき興行『3150LUSHBOMU vol.1』が2024年8月24日(土)に開催されました。

メインは亀田和毅選手のレラト・ドラミニ選手へのリベンジマッチ。

試合は前戦の反省点を活かしてグイグイ前に出て攻めまくった亀田和毅選手が2対1の判定でリベンジに成功。

この試合を現地で観戦した長年の亀田ウオッチャーである私torajiroはとっても嬉しかった点が2つありました。

そして権利を得た世界挑戦に向けた課題も見えた1戦でした。

空席が目立った前戦と違い会場は超満員の中の大歓声

大田区総合体育館で開催された亀田和毅VSレラト・ドラミニの1戦目は正直客入りが悪く、更に時間が遅くなってメインの前にお客さんが次々と帰ってしまう事態に。

(後ろに見える客席は空席が目立つ)

静かな会場で淡々と試合は進み、和毅選手のエンジンのかかりが遅すぎて2対1の判定で敗れました。

この試合を現地で観戦していた僕はとても悲しかったし悔しかった。

torajiro

あんなに世間を騒がせた亀田家の最終兵器がこんな静かな会場でひっそりと敗れるなんて。。

あれから約10ヶ月。

会場を大阪の大和アリーナに移して行われたリベンジマッチはLUSHBOMUの爆発的な集客力も手伝って会場は超満員。

(メインまでお客が帰らずこれだけ盛り上がることは本当に稀です。)

大阪のボクシングファン達が亀田和毅選手にたくさんの声援を送る姿を見て僕は安堵しました。

torajiro

史郎さんもセコンドに付いて大歓声に包まれて、これが亀田家のラストマッチでも悔いはない(涙)。

試合が始まる前から勝手にそんな感慨に1人浸っておりました。

前回の反省を活かし、浪速の弁慶スタイルで攻めまくった亀田和毅

亀田和毅選手は実力が拮抗した相手に対し慎重になり過ぎる癖がある点を以前このブログでも紹介していました。

  • 実力が拮抗した相手に慎重になり過ぎる亀田和毅。
  • リベンジマッチに弱い亀田和毅。

といった課題を指摘し、だからこの試合は勝ったら本当に凄いことと書きました。

そしてそのチャレンジマッチにて亀田和毅選手は見事にスタイルチェンジをやってのけました。

初回からガードを固めて前に出て、強烈なボディショットからパンチをまとめてドラミニ選手を後退させる。

ガッチリガードを固めて前に出るその姿は現役時代の亀田大毅選手を彷彿とさせる浪速の弁慶スタイル。

現役時代の亀田大毅選手はキャリア終盤足を使えるようになってボクシングスタイルに幅が広がりかけていたところで網膜剥離により引退。

大ちゃんのあそこからの進化を見ることが出来なかった事が心残りだった自分にとって、

亀田大毅のボクシングの続きを見ているようでグッとくるものがありました。

亀田大毅さんは現在KWORLD3ジムの会長として『BENKEI FIGHT』を開催しています。

次回大会は2024年11月10日(日)。

ボクシング専門チャンネルが開設されたTravel TVでも配信はあるのでしょうか??

試合内容は圧倒も判定は2対1!?次戦に向けて見えた課題

亀田和毅VSレラト・ドラミニのリマッチは会場と配信で印象が違う典型的な試合だったのではないかと思います。

会場で観戦していると、大声援もあり、1発1発のパンチの音も和毅選手とドラミニ選手で大きく違いました。

和毅選手が強烈なボディを叩き込むのに対し、ドラミニ選手は2R終了時点で肩で息をしておりかろうじでパンチを出しているという様子。

しかしそのパンチは時折ガードの間を抜けて亀田和毅選手の顔面をとらえることも確かにありました。

とはいえドラミニ選手のパンチでは和毅選手はビクともしていなかったし、判定は117対110か、厳し目に見ても116対111くらいだろうと予想していました。

が、結果は116-111、114-113、113-114の2対1で亀田和毅選手が勝利という僅差でした。

亀田和毅選手の顔面へのパンチは確かにガードの上でした。

ボディショットは見事でしたが、強いパンチでなくとも単発でも顔面への有効打がもう少し欲しかった。

単発の有効打といえば現役時代の亀田興毅ファウンダーは飛び込む左を当てるのが上手かった。

右と左の違いはありますが、「浪速の弁慶」の次は「浪速の闘犬」の武器を引っ提げて世界挑戦の舞台に上がってきたらマンガのストーリーとしては最高!!

世界チャンピオンに対してもフィジカルの強さは十分以上に通用するはず。

ベースは今回の弁慶スタイルを取りつつ、

要所要所では亀田家の最終兵器本来のスピードを活かしたジャブを上下に散らして、

その中に浪速の闘犬の体ごと飛び込むストレートでポイントを取る。

そんな展開で世界を取ったら泣きますね。

まとめ

3150LUSHBOMU vol.1は会場も満員でメインの亀田和毅選手もリベンジに成功。

最高の形で幕を閉じることが出来ました。

3150FIGHT時代の悪い流れを一気に変えてここから攻勢をかけていきたいところです。

この次は10月12日(土)に矢吹正道選手が愛知県国際展示場でIBFのLフライ級王座に挑みます!!

3150LUSHBOMU vol.2に向けて良い流れを作った亀田和毅選手も次は世界挑戦。

セミファイナルで超難敵に勝利した重岡優大選手も次は世界でしょう。

3150LUSHBOMUの大躍進が始まりました!!

(もにゅそでさんも頑張って!!知らんけど。アッパー!)
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