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ファイトマネー総額60億以上!?タイソンVSジェイクポール試合速報・観戦記

torajiro

ボクシングファン歴27年。プロボクサー歴3年。ボクシングブロガー歴2年。一人でも多くのプロボクサーの戦った証をネット上の記事として残していきたいと思いブログを開設。Xも投稿していますのでフォローいただけると嬉しいです。

マイクタイソン58歳とお騒がせYouTuberジェイク・ポールの試合がネットフリックスで配信されました。

見たくないファンも多かったと思うこの一戦の観戦記です。

想像以上に仕上げてきたタイソン

試合前に驚いたのはタイソンの58歳とは思えぬ仕上げてきた体。

ビルダー系でもなくナチュラルで鍛え上げられた太い体幹に盛り上がった肩回り。

そして背中を見せればケツ丸出し(Tバックか??)。

落ち着いた様子も逆に恐怖を感じさせる。

ネットフリックスの配信は画質も音響も最高峰

ネットフリックスによるボクシング配信は画質がとても綺麗。

色がはっきりしていて映像も滑らか。

加えて特に印象的だったのは「音」。

会場の音声がまるで会場にいるかのような臨場感で届いてくる。

これは格闘技観戦をする上ではとっても重要なポイント。

音が遠いと臨場感が伝わって来ずどこか遠くでやっているような白けた印象になるもの。

アンダーカード:バリオスは苦戦・アマンダセラノは勝ったと思った

佐々木尽選手がランキング4位につけるWBCウェルター級タイトルマッチは王者のマリオ・バリオス選手が中盤にダウンを喫する以外な大苦戦。

序盤はリードし、2Rに右ストレートでダウンを奪う上々の立ち上がりだったが挑戦者のアベル・ラモス選手のタフさに苦戦。

両者ダウンを奪い合った一戦は判定までもつれ三者三様のドロー。

アベル・ラモス選手のフィジカル強くタフなボクシングに苦戦したバリオス。

佐々木尽選手の体の強さなら追い詰めることが出来るのではという期待を感じた一戦でした。

女子のケイティ・テイラー選手とアマンダ・セラノ選手のSライト級4団体統一戦は三者ともに95対94でテイラー選手が勝利。

セラノ選手のボクシングが綺麗で上手いなぁと思いながら視聴していたのでやや意外な結果でした。

マイク・タイソン VS ジェイク・ポール対戦の行方は??

マイクタイソンは落ち着いた風貌で入場。

久々のリングにやや緊張しているようにも見える。

会場の密度、熱狂は凄い。

ジェイクポールもふざけた感じはなく真剣勝負の印象。

どこまでが髭なのか、どこまでが顎なのかは定かではない。

ジェイクポールへのブーイングがかなりのもの。

そしてタイソンへの大歓声。

1R タイソン想像以上のスピード

大幅な衰えが懸念されたタイソンですが、ジェイクポールのスピードに対応して右のオーバーハンドをヒットさせる!!

圧にジェイクポールは下がりながらジャブを突き右をヒット。

タイソン立ち上がりは良いがスタミナが持つのか心配。

2R タイソン前に出る

タイソン前に出て左フックを振るがジェイクポールの右はこわい。

タイソンピーカブースタイルから頭を振る動きを見せるのが懐かしくも切なくもある。

当然ながら衰えは隠せない。

3R タイソンフックで飛び込み攻勢を強める

ラウンド開始早々からタイソンが左フックで飛び込んで攻勢を見せるが、それに応じてジェイクポールも手数を増やす。

ヒット数はジェイクポールが上。タイソンの体が心配。

4R タイソン動きが止まりだす

タイソンは前進が止まりジェイクポールのパンチを受ける場面が目立つ。

休んでいるだけか、ガス欠か。

しかしダッキングでクリーンヒットはもらわないところはさすが。

5R タイソンは手を出さず

このラウンドもタイソンは殆ど手を出さずジェイクポールがコツコツパンチを当てていくラウンド。

タイソン大丈夫だろうか。

6R タイソンフックで飛び込む場面もあるが、、

タイソンはジャブを外してフックで飛び込む場面もあるが見せ場はそれくらい。

ジェイクポールが足を使って中間距離でポイントを加点していく。

7R タイソン攻めたい気持ちは感じるが、、

ラウンド開始早々は頭を降って中に入ろうとする姿勢を見せたタイソンだがやはり手数は出ない。

ジェイクポールが淡々とジャブからワンツーフック、右アッパーから左フックとパンチを振るっていく。

タイソンかなり疲れている。

8R タイソンかろうじで戦い抜く

最後は前に出るかと思ったが、最後の最後までタイソンは手を出すことが出来ず。

なんとか戦い抜いて試合終了。

ジェイクポールも最後はタイソンを気遣い攻めに行くことはせず。

判定はジェイクポールの完勝

タイソンの見せ場は最初の2Rのみ。

結果はジェイクポールの完勝でした。

ジェイクポールも終盤はタイソンに気遣いを見せている様子で58歳のタイソンには酷な試合だった。

試合後もレジェンドマイクタイソンを讃えるジェイクポールでした。

感想:高額なファイトマネーに見合った話題性と見合わぬ試合内容

ジェイクポールが続ける話題性が最優先のマッチメイク。

日本でのメイウェザー、パッキャオも基本的に話題性だけで試合内容は興奮するものではない。

こういう試合がありなのか無しなのか、複雑ではありますがボクシングが金になるコンテンツになっている点は嬉しくもあります。

大金を払って会場に行きたいとは思いませんが、配信で視聴する上では良い娯楽。

何だかんだで楽しませてもらいました。

タイソンありがとう。

ジェイクポールの次の相手はカネロになるのだろうか。

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